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「エステの予約は入れたけど、当日どんな服で行けばいいんだろう」。初めてサロンを訪れるお客様からいただく質問の中で、もっとも多いのがこれです。
服装を間違えると、着替えのときに手間取ったり、施術後のメイク直しに時間がかかったり、せっかくのリラックスタイムが慌ただしくなってしまいます。逆に言えば、服装を少し意識するだけで、当日の流れがずっとスムーズになるのです。
私は熊本県氷川町でエステサロンを開いて20年以上になります。フェイシャルからボディ、脱毛まで幅広く施術してきた経験から、「服装でこんなに変わるんだ」と感じた場面は一度や二度ではありません。この記事では、メニュー別・季節別に、エステ当日の服装選びで押さえておきたいポイントをまとめました。初めてのエステで緊張している方も、ぜひ参考にしてください。
「何を着ていけばいい?」初心者が最初に知っておきたい基本
エステは基本的にサロンで着替える
まず大前提として、エステサロンでは施術用のガウンやペーパーショーツ、専用の着替えを用意しているところがほとんどです。つまり「どんな服で来ても、施術中は関係ない」という状態になります。ただ、問題は行き帰りの服装と、着替えのしやすさです。
ロッカーで着替えを済ませるまでのスムーズさ、施術後に再び着替えてサロンを出るときの快適さ。この二点が、当日の服装で意識すべき核心です。
パストラルでも施術着はご用意していますので、お客様が持参されるものは基本的に不要です。ただ、施術後のスキンケアや下着の着け替えのために、余裕を持って来ていただくことをおすすめしています。「思ったより時間がかかった」と焦ると、せっかく整った肌も心も乱れてしまいますから。
服装選びの三原則
エステ当日の服装・三原則
- 脱ぎ着しやすいもの:ボタンが多い・チャックが硬い服は着替えに時間がかかる
- 締め付けが少ないもの:施術後は血行が良くなっているため、締め付けが不快に感じやすい
- 汚れや跡が気にならないもの:オイルやクリームがわずかに付着することを想定しておく
この三つを押さえるだけで、当日の失敗はぐっと減ります。「特別なものを買い揃えなければ」と考える必要はまったくなく、手持ちのクローゼットから選び直すだけで十分です。
予約メニューによって変わるポイントがある
「フェイシャルだから首まわりは関係ない」と思いがちですが、実はフェイシャルでもデコルテや肩まで施術に含まれることがあります。同様に、ボディ施術や脱毛では部位によって脱ぎ着のしやすさが施術前後の快適さを大きく左右します。以下では、メニュー別に詳しくお伝えします。
フェイシャルエステの日に選ぶ服装のポイント
首・デコルテまわりがゆったりしているものを
フェイシャルの施術は顔だけで完結するように思えますが、肩や首筋のコリをほぐすことで顔のリフトアップ効果が高まります。パストラルでもフェイシャルメニューでは首から肩にかけてのマッサージを組み合わせることが多く、ネックラインが広めの服が断然動きやすいのです。
ハイネックやタートルネックは、施術中の体勢で首まわりが詰まってしまい、施術者側も手を入れにくくなります。20年施術していると、ハイネックで来られたお客様が着替えのときに少し苦労されている場面を何度も見てきました。Uネック・Vネック・ゆったりしたクルーネックが理想です。
施術後のメイク直しを考えた服選び
フェイシャル後は美容液やクリームが肌に乗っている状態なので、服を被って脱ぐときに首もとに触れるとせっかくの成分が取れてしまうことがあります。また、汗をかいたり保湿成分が滲んだりして、首まわりの布地にうっすらオイルが付くことも。白や薄い色のデリケートな素材よりも、濃い色や洗いやすい素材が安心です。
「お気に入りのブラウスで行ったら首まわりにオイルが少しついてしまった」というお話を伺ったことがあります。施術後のケアをしっかりお伝えするのは私の役割ですが、服装の面でも事前に知っておくと安心です。
ヘアアレンジも施術前に確認を
フェイシャル施術では、施術中に髪の毛を専用のターバンでまとめていただきます。そのため、施術前にアップスタイルにしてこられると、ターバンの巻き方によっては崩れることがあります。ストレートの方はハーフアップ程度、ロングの方はゆるくまとめる程度が施術当日としてはちょうどよい状態です。凝ったヘアセットは、施術後にゆっくり整えていただく方が全体的にスムーズです。
ボディエステ・痩身の日の服装はどう選ぶ?
上下セパレートで来るのがベスト
ボディ施術や痩身メニューでは、全身もしくは部分的に大きく肌を露出した状態で施術します。ワンピースやオーバーオールなど、上下が繋がっているアイテムは着替えのときに全部脱ぐ必要があり、少し不便です。上下セパレートの服なら、施術部位に合わせて必要な部分だけ脱ぎ着でき、時間も短縮できます。
施術後はむくみが取れて体のラインが変わることもありますし、リンパを流した後は体がポカポカしていることが多い。締め付けのきついデニムや、ウエストがきつめのスカートで来られると、施術後に「なんか苦しい」と感じる方が多いです。ゆったりしたパンツやマキシスカートが施術後も快適に過ごせます。
補正下着やガードルの着用は事前申告を
ボディ施術の日に補正下着やガードルを着用してこられるお客様がいらっしゃいます。施術自体には対応しますが、施術後に補正下着を再度着けると、血行促進の効果が落ちてしまう場合があります。施術の日は、できれば普通の下着で来ていただくか、補正効果の弱いものにしておくと施術の恩恵をフルに受けられます。
事前に「補正下着をいつも着けているのですが」とご相談いただければ、施術の内容や順番を調整することもできます。遠慮なくお申し出ください。
靴下・靴の選び方も意外と重要
ボディ施術では脚やフット部分を含むメニューも多く、靴下はサロンに入る前に脱いでいただくことになります。そのため、脱ぎ履きしにくいブーツよりも、サンダルや着脱しやすいスニーカーが便利です。靴ひもをしっかり結んでいる靴は施術前後に時間がかかってしまうので、熊本の夏場はサンダル、冬場はスリッポンやローカットスニーカーをおすすめしています。
脱毛施術日の服装で気をつけること
脱毛部位に合わせた服を選ぶ
脱毛施術の日の服装選びは、施術部位を軸に考えるのが正解です。VIO脱毛や全身脱毛の場合は、上下セパレートでゆったりとした素材のものが最適です。腕や脚の脱毛であれば、袖や裾をまくりやすいかどうかをチェックしてください。
たとえば、全身脱毛の日にタイトなスキニーパンツで来られると、施術後に再び履く際に肌がほてっているため、素材が擦れて刺激になることがあります。脱毛後の肌は熱を持ちやすく、摩擦に敏感になっているからです。ゆったりしたコットン素材のパンツか、ワイドパンツが理想です。
脱毛後の肌状態と衣類の素材を意識する
脱毛施術後の肌は、ちょうど軽い日焼けをした後のような状態になることがあります。通気性が良くて摩擦の少ない素材を選ぶことが、施術後の肌トラブルを防ぐポイントです。コットン100%やガーゼ素材は肌当たりが優しく、脱毛後のデリケートな肌にも安心です。一方、化学繊維のタイトな素材は摩擦や蒸れの原因になりやすいため、脱毛日は避けることをおすすめしています。
実際に、施術後「なんか肌がかゆい」とおっしゃっていたお客様に聞いてみると、ポリエステル系のスパッツを履いてこられたことが原因だったというケースがありました。施術後のスキンケアだけでなく、衣類の素材も肌に大きな影響を与えます。
日焼け止めと日よけの準備も忘れずに
脱毛後の肌は紫外線ダメージを受けやすい状態です。サロンを出た後に日差しが強い場合は、施術部位をなるべく覆える服装を意識してください。熊本の夏は日差しが強く、海や川が近い氷川町では屋外に出ると紫外線を受けやすい環境です。薄手の長袖やUVカットのアームカバーを鞄に忍ばせておくと安心です。
エステ当日に避けてほしい服装・アイテム
避けた方がよい服の具体例
タートルネック・ハイネック
首まわりの施術がしにくくなるうえ、着替えの際に顔に触れてメイクが崩れやすい。フェイシャル前後は特に注意。
タイトなデニム・スキニーパンツ
施術後にむくみが取れたり体がほてったりすることで、締め付け感が増す。脱ぎ着も手間がかかる。
複雑なデザインのブラ・補正下着
ホック・ストラップが多いと着替えに時間がかかる。ボディ施術日は特にシンプルなものが吉。
高価な素材・デリケートな服
オイルや美容液がわずかに付着するリスクがある。お気に入りのシルクブラウスなどは施術日に着るのを避けると安心。
ロングブーツ・紐靴
脱ぎ履きに時間がかかり、施術前後の着替えが慌ただしくなる。脱毛やフットケアでは特に不便。
強い香水・香り付きボディクリーム
厳密には服ではないが、施術者がアレルギーを起こすリスクや、施術中の嗅覚疲労につながることがある。エステ当日はなるべく控えめに。
アクセサリー類は外してからサロンへ
ネックレス・イヤリング・ブレスレットなどは、サロンで外していただくことがほとんどです。特に長いネックレスや引っかかりやすいイヤリングは、施術中に邪魔になる可能性があります。外したものをサロンの中で紛失してしまうリスクを考えると、施術日はシンプルなアクセサリーにとどめるか、外した後に持ち帰るケースをご用意いただくと安心です。
ピアスも、フェイシャル施術の日には耳まわりに触れることがありますので、できれば外していただくことをおすすめします。特に金属アレルギーがある方は、長時間同じ素材を耳に留めていると施術後に反応が出ることもあります。
熊本の気候に合わせた季節別コーデのヒント
春・秋のエステ服装
熊本の春と秋は気温の変化が大きく、日中は暖かくても朝晩が冷えることがよくあります。氷川町は球磨川沿いのエリアで、川からの風が通ることで夏は涼しく感じる反面、秋口から朝晩の冷え込みが早い地域です。羽織りやすいカーディガンやゆったりしたジャケットを一枚持参することで、施術後に体が温まった状態から外に出るときの急激な温度変化を防げます。
施術後は血行が良くなっているので、外の冷たい風が体に当たると毛穴が急に締まり、せっかく肌に浸透した成分が定着しにくくなることがあります。施術後の保湿ケアの効果を長持ちさせる意味でも、春秋は羽織りものを用意しておくのが賢い選択です。
梅雨時期のエステ服装
熊本の梅雨は湿度が高く、サロンに着くころには髪や肌がしっとりしてしまう日も少なくありません。氷川町のように川が近いエリアは特に湿気がこもりやすく、汗と湿度で素材が肌に張り付きやすい時期です。梅雨時期は、肌離れのよい綿や接触冷感のある素材を選ぶと、施術前の肌状態を整えやすくなります。濡れた服が冷えて体が冷たくなると血行が滞り、せっかくの施術効果が出にくくなるため、雨で濡れたときに着替えられる薄手の一枚をバッグに入れておくと安心です。
また梅雨の時期は、雨で足元が濡れることを考えて、脱ぎ履きしやすく滑りにくい靴を選ぶことも大切です。サロンでは足元を冷やさないよう室温を調整していますが、濡れた靴下のままでは施術後の保温効果が半減します。替えの靴下を一足持っておくと、施術後のぽかぽか感を長く保てます。湿度の高い日ほど施術後の保湿成分が肌にとどまりやすいというメリットもありますので、梅雨時期こそフェイシャルケアにはおすすめのタイミングです。
夏のエステ服装
熊本の夏は蒸し暑く、とにかく汗をかきやすい季節です。サロンに来るまでに汗をかいてしまうと、肌の状態確認や施術の準備に影響が出ることもあります。吸汗速乾素材や通気性の高いコットンリネン素材の服で来られるのが理想です。
また、夏場は日焼け止めを塗って来られるお客様が多いです。特にフェイシャル施術の日は、サロン入りの前にクレンジングをしていただくか、施術前にサロン側でしっかり落とします。日焼け止めが残った状態では成分の浸透が妨げられるため、夏のフェイシャル前はしっかりクレンジングを意識してください。石けんオフタイプの日焼け止めより、専用クレンジングで落とすタイプの日焼け止めの方が施術前の準備がしやすいです。
脱毛施術の夏は特に注意が必要です。施術後の肌が日焼けをすると色素沈着リスクが高まるため、施術当日は長袖・UVカット素材の上着を持参するのがベストです。「せっかくノースリーブを着ようとエステに来たのに」という気持ちはよくわかりますが、施術後最低24時間は日差しから施術部位を守ることが大切です。
冬のエステ服装
冬は重ね着が増える季節ですが、エステ当日は「薄手を重ねる」スタイルにすることをおすすめしています。厚手のセーター一枚より、薄手のインナー+薄手のニット+羽織りもの、という組み合わせの方が着脱が楽です。
また、冬のボディ施術後は特に保温が大切です。施術でほぐれた筋肉や血管が、冷えた外気で急激に収縮するとせっかくの施術効果が半減します。ウール素材のコートやマフラーをしっかり用意して帰宅されることで、施術効果をより長く維持できます。「寒い日に施術した後が一番温かく感じる」とおっしゃるお客様が多いのも事実で、冬のエステは体のポカポカ感が続きやすいという体感があります。
ブーツをよく履く季節ですが、前述の通り施術日はサイドジップや脱ぎ履きしやすいものにしておくと、サロン内での着替えがスムーズです。ニーハイブーツやロングブーツは脱毛の脚施術の日には特に時間がかかるので、冬の脱毛施術日は短めのブーツやサイドジップブーツにするといいでしょう。
よくあるご質問
Q. エステに行く前にシャワーを浴びた方がいいですか?
A. 基本的にはシャワーを浴びてから来ていただけると施術がスムーズです。ただ、仕事帰りや外出先からそのまま来られる場合は、サロンで簡単に汗を拭くなどの対応をしますのでご安心ください。汗の状態よりも、香水や日焼け止めが残っていないかを気にしていただく方が重要です。お気軽にご相談ください。
Q. 施術後にそのまま仕事や買い物に行くことはできますか?
A. 施術内容によりますが、フェイシャル後はスキンケアが整った状態なので、そのまま外出していただけます。ただ、ボディ施術や脱毛後は肌が敏感になっているため、激しい運動や長時間の外出は控えめにしていただくのが理想です。施術後30分ほどサロンでゆっくり過ごしてから出かけると、肌の落ち着きが早いです。
Q. 下着はどんなものを選べばいいですか?
A. ボディ施術や脱毛の日は、シンプルなコットン素材の下着が最適です。VIO脱毛の施術日はペーパーショーツをご用意しておりますので、特別に準備いただく必要はありません。補正下着やガードル、装飾が多い下着は着脱に時間がかかることがありますので、施術日はシンプルなものが便利です。
Q. メンズエステの場合、服装で気をつけることは?
A. 基本的には女性と同様です。ボディ施術や脱毛の場合は、ゆったりしたパンツやスエット素材のものが着替えやすくておすすめです。フェイシャルの場合はネックラインが広めのTシャツが理想。スーツで来られる場合は、施術前に着替えていただくスペースをご用意しています。スーツ用のハンガーもご用意していますのでお気軽にどうぞ。
Q. エステ前にメイクをしてきてもいいですか?
A. フェイシャル施術の場合は、施術前にメイクオフをしていただきます。サロンでクレンジングをご用意しておりますので、メイクをしたままご来店いただいて大丈夫です。ただ、ファンデーションをしっかり重ねた状態よりも、素肌に近い状態で来ていただけると施術前の時間を短縮できます。施術後にメイクを整えたい場合はミラーとパウダールームをご利用いただけます。
Q. 生理中でもエステは受けられますか?服装は?
A. フェイシャルは生理中でも問題なく受けていただけます。ボディ施術や脱毛については、体調や施術内容によって判断が異なりますので、予約時または当日にご相談ください。生理中の場合、腹部への強い圧をかける施術は避けることがあります。服装については特別な配慮は不要ですが、体を締め付けないゆったりしたものが楽に過ごせます。
Q. 施術中に脱いだ服はどこに置きますか?シワになりませんか?
A. 当サロンでは、お着替えの際に専用のカゴやハンガーをご用意しています。ジャケットやシャツなどシワが気になるアイテムは、スタッフにお声がけいただければハンガーにかけてお預かりします。Tシャツやニットなどはカゴに畳んで保管できます。心配な方は、施術後にシワが目立ちにくいカットソー素材や伸縮性のある生地を選んでいただくと安心です。大切なお洋服は丁寧に扱いますので、遠慮なくお申しつけください。
Q. 施術前にアクセサリーは外した方がよいですか?
A. 基本的には施術前にすべて外していただくことをお勧めしています。ネックレスや指輪・ピアスなどは、フェイシャルやボディの施術中に肌を傷つけたり、機器の使用に支障が出たりする場合があります。外し忘れたままご来店されても施術室でお預かりできますが、紛失リスクを避けるためにもご自宅で外してきていただくと安心です。腕時計や髪留めなども同様に、来店前に取り外しておくとスムーズにご案内できます。
Q. 施術後に肌が敏感になると聞きました。帰りの服装で気をつけることはありますか?
A. 施術後は肌のバリア機能が一時的に高まった状態になる一方で、摩擦や紫外線への感受性も上がりやすくなります。そのため、化学繊維や毛足の長いウール素材など、肌あたりの強い素材は避けていただくと赤みや刺激を防ぎやすくなります。帰宅時はコットン素材など肌触りの柔らかい服装が理想的です。また、日焼け止めの塗布が難しい場合は、UVカット効果のある羽織りものやストールで肌を覆う工夫もお勧めしています。
監修
32℃サロンパストラル 代表 南崎 明美
施術歴20年以上。熊本県氷川町でフェイシャル・ボディ・脱毛を提供。肌の状態を丁寧に見極め、個々に合った手技とホームケア指導を組み合わせた施術が特徴。

