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男性の美容意識が変わった令和の今

「男がエステに行くなんて」という空気は、令和の今、もはや過去のものです。私が熊本県氷川町でサロンを開いて20年以上が経ちますが、ここ数年で男性のお客様の数と、来店時の自然体ぶりは、以前とはまったく異なります。かつては「彼女に連れられて」「職場で勧められて」という入口が多かった。でも今は、スマートフォンで自ら調べ、自分の意志で予約を入れて来られる男性がほとんどです。この記事では、施術の現場で感じてきたリアルな変化と、男性がきれいになるために知っておきたいことを、包み隠さず書いていきます。

令和の男性美容、現場で感じる確かな変化

10年前と今、来店する男性の「雰囲気」が全然違う

10年前の男性のお客様というのは、まず入口で一瞬止まる方が多かった。「本当にここに入っていいのか」という迷いが、表情や動作にじんわり出ていました。カウンセリングでも「何をされるのかよくわからなくて」とおっしゃりながら、どこか警戒心を持ったまま施術ベッドに横たわる。そういう光景が普通でした。

今は違います。予約の段階でLINEやホットペッパービューティーから「毛穴の開きが気になっていて、フェイシャルとうぶ毛ケアを同時にできますか?」と、具体的な悩みと希望をセットで送ってきてくださる男性も珍しくありません。ご自身の肌を客観的に見られていて、何が必要かをある程度わかっている。この「自己把握力」は、数年前の男性客とは明らかに異なるものです。

熊本でも変わってきた。地方のリアル

東京や大阪であれば、メンズエステやメンズ美容の普及は都市部から先行するものです。でも熊本県氷川町という、どちらかといえばのんびりした農村部の地域でも、確実に変化は起きています。

熊本は夏の蒸し暑さと冬の乾燥が同時にやってくる、肌にとってはなかなか過酷な気候です。田んぼや畑での農作業、工場や建設現場での屋外作業に従事している男性も多い地域柄、紫外線ダメージや乾燥による肌荒れを「仕方ない」とあきらめてきた方が多かった。でも今は、「日焼けしすぎてしまったので何とかしたい」「毛穴の黒ずみが気になって奥さんに言われた」という理由で来店される男性が増えています。地方だからこそ、肌への負担が大きい分、ちゃんとケアしたいという気持ちにつながっているのかもしれません。

世代を超えた広がり

美容に関心を持つ男性というと、20代や30代の若い世代をイメージするかもしれません。でも実際の私のサロンでは、40代・50代・60代の男性も来店されています。定年退職を控えた60代の方が「この年になって肌のたるみが気になりだした。何かできることはありますか?」と来られたとき、正直なところ、時代が変わったと強く感じました。

若い頃からスキンケアをしてきた世代が年齢を重ねていくのと同時に、中高年世代も「自分のことをちゃんと整えたい」という意識を持ち始めている。これは一過性のトレンドではなく、社会全体に根づいた変化だと感じています。

なぜ今、男性が美容に向き合うのか

SNSと動画が「男性美容の標準」を作った

私が施術を始めた20年以上前、男性が美容情報を得る手段はほぼ限られていました。雑誌の男性向けページか、女性の家族から教わるか。でも令和の今、スマートフォンを開けばYouTubeやTikTokで男性インフルエンサーが洗顔の正しい方法を解説し、Instagramには男性モデルのスキンケアルーティンが流れてきます。

「見る」ことによって、きれいにしている男性が「普通」になった。これが一番大きな変化だと思います。かつては「男が美容に凝るのはちょっと」という空気がありましたが、SNSが「いや、普通にやっていいことだよ」という視覚的な証拠を毎日届け続けた結果、男性の美容行動のハードルが下がりました。

外見が評価される機会が増えた

オンライン会議の普及も、男性の美容意識を押し上げた要因の一つです。会議室で対面していたときは、ある程度離れた距離で相手の顔を見ていました。でもオンライン会議では、画面の中の自分の顔がモニターに映り続ける。「自分ってこんなに顔色悪かったっけ」「目の下のくまがひどいな」と気づいた方が多かったと、実際に来店された男性から聞いています。

採用面接、営業の場、プレゼンテーション。外見が相手に与える印象は、以前から言われてきたことですが、オンラインになったことでより「顔」にフォーカスが当たるようになった。清潔感や健康的な肌が、ビジネスにおいても評価される時代になっています。

「自分を大切にすること」への価値観の変化

お客様と施術中にお話ししていると、「自分へのご褒美として来ました」「月に一度、ここに来る時間が楽しみになっています」という言葉を男性からも聞くようになりました。美容を楽しむことが、自己肯定感やメンタルの充実につながっているという認識が広がっています。

「きれいになるのは女性のやること」という思い込みが薄れ、「自分が気持ちよくいるために、肌や身体を整える」という考え方が男性にも自然に受け入れられてきた。この意識の変化こそが、令和における男性美容の本質だと私は感じています。

フェイシャルケア:毛穴・テカリ・くすみへのアプローチ

男性の肌は女性に比べて皮脂分泌が多く、毛穴が大きい傾向があります。特に鼻まわりや額のテカリ、毛穴の黒ずみに悩む方が非常に多い。私のサロンで男性から最も多く相談を受けるのが、この「毛穴問題」です。

フェイシャル施術では、まず洗顔から始めて角質ケアを行い、毛穴の詰まりをしっかり除去します。スチームをあてて毛穴を開かせてから、適切な手技で余分な皮脂や角栓を取り除く。施術後に「顔が軽くなった気がする」「ざらついていた頬がすべすべになった」とおっしゃる男性がとても多いです。

初めて来られた40代の会社員の方は、「洗顔は毎日しているのにどうして毛穴が詰まるんですか?」と聞かれました。日頃の洗顔が「洗いすぎ」になっていて、逆に皮脂分泌が過剰になっていたケースでした。正しい洗顔の手順と、適切な保湿のタイミングをお伝えしたところ、2回目の来店時には「肌の状態が明らかに変わった」と喜んでいただけました。

脱毛:清潔感の向上とムダ毛への意識変化

男性からの脱毛のご相談は、ここ3〜4年で急増しています。特に多いのが「ひげ」「脇」「VIO(陰部まわり)」「腕・脚」。かつては「脱毛は女性のもの」という意識が強かったですが、今は「清潔感があって当然」という認識が広がっています。

実際、脱毛を受けた男性からの反応は概ね非常にポジティブです。「ひげ剃りの手間が減って、朝の時間が楽になった」「パートナーに喜ばれた」「スポーツをするときに快適になった」という声をよく聞きます。

一方で、男性の毛は女性に比べて濃く、毛根が深い場合があります。そのため、しっかりと肌の状態を確認した上で施術の強度や回数を判断することが大切です。私のサロンでは、初回のカウンセリングで毛の質・密度・肌の感受性を丁寧に確認してから施術プランをご提案しています。

ボディケア:疲労回復から体型ケアまで

肉体労働や長時間のデスクワークによる疲労を感じている男性にとって、ボディケアの需要も確実にあります。肩や背中のこり、むくみ、代謝の低下による体型の変化。これらを「仕事の疲れだから仕方ない」とあきらめずに、積極的にケアしようとする男性が増えています。

熊本の夏は本当に蒸し暑い。汗をかいて身体が疲れ、秋になると一気に乾燥が進む。そういう季節の変わり目に「身体がだるくて」「体型が気になってきた」というきっかけで来られる男性も多いです。施術後に「身体が軽くなった」「久しぶりにぐっすり眠れた」という言葉をいただくと、この仕事をしていてよかったと心から感じます。

男性の肌の特徴と正しいケアの考え方

男性の肌は女性の肌とどう違うのか

男性の肌と女性の肌は、構造レベルで異なる部分があります。男性ホルモン(テストステロン)の影響で、皮脂腺が発達しており皮脂量が多い。角質層が厚い傾向があり、外部刺激には比較的強い反面、保水力が低くなりやすい。見た目はしっかりしているように見えても、インナードライ(肌の内部は乾燥しているのに表面はテカる状態)に陥っている男性は非常に多いです。

また、ひげを剃るという行為が毎日の肌への刺激になっています。カミソリによる摩擦は想像以上に角質を削り、肌のバリア機能を低下させます。「ひげ剃り後がひりひりする」「肌荒れが続いている」という男性は、シェービングケアを見直すことが肌改善への第一歩になることがあります。

男性の肌によくある悩みと原因

  • 毛穴の黒ずみ・開き:過剰な皮脂と不十分な洗顔が重なった状態
  • テカリ:皮脂分泌過多。乾燥による皮脂過剰分泌のケースも多い
  • ひげ剃り後の肌荒れ:カミソリによるバリア機能の低下
  • くすみ・ごわつき:角質ケア不足と紫外線ダメージの蓄積
  • 目の下のくま・むくみ:睡眠不足・疲労・血行不良

男性に多い「洗いすぎ」と「保湿不足」の悪循環

サロンのカウンセリングで必ずお聞きするのが、毎日のスキンケアの手順です。男性の場合、「泡立てずにボディソープで顔を洗っている」「洗顔後は何もつけない」「化粧水を使ったことがない」というケースが今でも少なくありません。

皮脂が多いからといって、洗浄力の強いもので何度も洗うと、肌は防衛反応として皮脂をさらに分泌しようとします。結果的にテカリが増え、毛穴が詰まりやすくなる。そして保湿をしないと、肌は乾燥を補おうとして余分な皮脂を出す。この悪循環を断つことが、男性の肌改善における最初の課題です。

正しいアドバイスをお伝えすると「そんなに簡単なことだったんですか」と驚かれることが多い。難しいことではありません。適切な洗顔と、シンプルな保湿。これだけで肌が大きく変わる男性を、私はこれまで何人も見てきました。

紫外線ケアは男性こそ必要

熊本の夏は日差しが強く、屋外での時間が長い男性にとって紫外線ダメージは深刻です。日焼けは「すぐに元に戻る」と思っている男性も多いですが、UV-Aは皮膚の深部まで届き、コラーゲンを破壊してたるみやシミの原因になります。年齢を重ねてから「急に老けた気がする」と感じる男性の多くが、若い頃から積み重ねた紫外線ダメージを抱えています。

日焼け止めを使うことに抵抗がある男性には、「UVカット効果のある化粧水やBBクリームから試してみてください」とお伝えすることもあります。完璧な日焼け対策でなくても、少しずつ取り入れることで確実に蓄積ダメージを減らせます。

サロンと自宅を組み合わせるホームケアのすすめ

サロンの効果を自宅で持続させる考え方

エステサロンでの施術は、専門的な技術と機器によって肌の状態をリセットし、底上げするものです。でも、施術を受けた後の毎日のホームケアが続かなければ、せっかくの効果が長続きしません。私がお客様に必ずお伝えしているのは「サロンは月1回の集中ケア、自宅は毎日の維持管理」というイメージです。

難しく考える必要はありません。男性のホームケアはシンプルであることが長続きのコツ。ステップが多すぎると続かない。最初は洗顔と化粧水だけでいい。それが習慣になったら、乳液や美容液を加えていく。そういう段階的なアプローチをおすすめしています。

洗顔(朝・夜)

洗顔フォームをしっかり泡立て、肌をこすらずに優しく洗う。すすぎはぬるま湯で丁寧に。朝は皮脂が出ていても、洗浄力の強いものは避ける。

化粧水(洗顔直後)

洗顔後30秒以内が理想。コットンに含ませて肌に押し当てるか、手のひらで包むように浸透させる。たっぷり使うことを惜しまない。

乳液またはクリーム(化粧水の後)

化粧水の水分を閉じ込めるために必ず保湿で仕上げる。テカリが気になる方は「オイルフリー」「さらっとした使用感」の乳液を選ぶと続けやすい。

日焼け止め(朝のみ)

屋外に出る日はもちろん、デスクワーク中でも窓越しの紫外線が届く。SPF30以上のものを毎朝習慣にするだけで、長期的に肌の老化を防ぐことができる。

ひげ剃り後のアフターケアが重要

毎日ひげを剃る男性にとって、シェービング後のケアは特別に大切です。カミソリや電気シェーバーで剃った後の肌は、目には見えなくても微細な傷がついた状態です。この状態で何もしないでいると、乾燥と炎症が進みやすくなります。

剃った後は、アルコールフリーのシェービングローションや化粧水を使って鎮静させることをおすすめしています。「ひげ剃り後に化粧水?」と最初は驚かれる男性も多いですが、試していただくと「ひりひりが全然違う」と実感される方がほとんどです。ひげ剃り後のケアを丁寧にするだけで、肌の赤みや荒れが大幅に改善することがあります。

サロンでのカウンセリングを自宅ケアに活かす

私のサロンでは、施術の前後に必ずカウンセリングの時間を取っています。現在の肌状態を確認しながら、「今のお肌には、洗顔後すぐに化粧水を入れることが最優先です」「このシーズンは乾燥が強いので、いつもより保湿を一段厚くしてみてください」という具体的なアドバイスをその都度お伝えしています。

肌は季節によっても、生活リズムによっても変わります。一度決めたホームケアを何年も変えないのではなく、定期的にサロンで肌をチェックしてもらいながら、ケアのやり方を微調整していく。これが、肌を長期的に良い状態に保つ一番の近道だと、20年以上の施術経験を通じて確信しています。

初めてエステサロンに行くときの不安を解消する

「男性一人でサロンに行っていいの?」という疑問に答える

初めて問い合わせをくださる男性から、一番多くいただく質問が「男性一人で行っても大丈夫ですか?」です。大丈夫です。当サロンはメンズエステにも対応しており、男性のお客様を積極的にお迎えしています。受付から施術まで、女性スタッフが対応することへの不安を感じる方には、事前にLINEで状況をお聞きした上で対応方法をご相談することもできます。

初めて来られた男性の方が「思っていたより普通の場所でよかった」とおっしゃることが多いです。エステサロンというと、どこか敷居が高いイメージを持っていた方も、実際に来てみると「また来よう」と思っていただけることがほとんどです。

初回カウンセリングで何を話せばいいか

初回のカウンセリングでは、以下のようなことをお聞きします。難しいことは何もありません。

現在の肌の悩み

毛穴・テカリ・乾燥・シミ・たるみなど、気になっていることを何でも話してください。「よくわからないけど全体的に気になる」でも大丈夫です。

普段のスキンケア

何を使っているか、使っていないか。洗顔の方法など。正直に教えていただけるほど、より適切な提案ができます。

生活習慣・健康状態

睡眠・食事・運動・アレルギーの有無など。施術の安全性と効果を高めるために必要な情報です。

施術への希望・不安

「痛みが苦手」「どのくらいの頻度で通えばいいか」「予算感が知りたい」など、気になることは何でも聞いてください。

施術中・施術後に起こること

フェイシャル施術の場合、まずはメイク(男性の場合は日焼け止めや整髪料など)の除去から始まります。スチームをあてて毛穴を開かせた後、手技による洗浄・角質ケア・マッサージ・パックなどを行います。施術中は横になりながらリラックスしていただくだけ。途中で眠ってしまう男性も多いですよ。

施術後は肌が敏感になっている場合があるため、当日は強い洗顔や日焼けを避けていただくようお願いしています。次の日の朝、鏡を見て「あれ、肌が違う」と感じていただける方が多く、その驚きと喜びの声が私の一番のやりがいです。

よくある質問

Q. 男性がエステサロンに通う頻度はどのくらいが理想ですか?

A. 肌の状態や目的によって異なりますが、フェイシャルであれば月1回を目安にするとよいでしょう。肌のターンオーバー(新陳代謝のサイクル)は約28〜45日です。月1回の施術でリセットしながら、自宅でのホームケアで維持するのが最も効果的な組み合わせです。脱毛の場合は部位や毛の状態によって、数週間ごとの施術が必要になることもあります。初回のカウンセリングで、お一人おひとりに合ったペースをご提案しています。

Q. 脱毛は男性でも痛みはありますか?

A. 男性の毛は女性に比べて濃く太い場合が多いため、施術時に熱や刺激を感じることがあります。ただし、サロン脱毛で使用する機器は、痛みを最小限にする工夫がされています。当サロンでは施術前に肌と毛の状態を確認し、無理のない範囲で進めますのでご安心ください。初回は少ない範囲から試すこともできます。「思っていたよりも大丈夫だった」とおっしゃるお客様が多いです。

Q. 男性がスキンケアを始めるなら、最初に何を買えばいいですか?

A. まずは「洗顔フォーム」と「化粧水」の2つから始めることをおすすめします。洗顔は泡立てネットを使ってしっかり泡立て、ゴシゴシこすらずに洗うこと。洗顔後は必ず化粧水で水分補給をすること。この2ステップを毎日続けるだけで、多くの男性が肌の変化を感じられます。何を選べばいいかわからない場合は、サロンのカウンセリングでお肌の状態を確認した上でご提案することもできます。

Q. エステサロンと皮膚科、どちらに行けばいいですか?

A. 目的によって異なります。ニキビが炎症を起こしている、皮膚に強い赤みやかゆみがある、皮膚疾患が疑われるという場合は皮膚科の受診をおすすめします。一方、肌のコンディションを上げたい、毛穴や乾燥・くすみを改善したい、脱毛をしたい、リラクゼーションも兼ねてケアしたいという目的であれば、エステサロンが適しています。両方を組み合わせることもできます。迷ったときはご相談ください。

Q. 施術後、すぐにひげを剃っても大丈夫ですか?

A. フェイシャル施術の当日は、できるだけ肌への刺激を避けていただくことをおすすめしています。カミソリによるシェービングは翌日以降にしていただくと、施術の効果をより長く感じていただけます。どうしても当日に必要な場合は、施術前に済ませておくのがベストです。施術後のシェービングについては、カウンセリング時にご確認ください。

Q. 熊本県氷川町から遠い場所に住んでいますが、予約できますか?

A. もちろんです。熊本市内や近隣市町村からお越しいただいているお客様も多くいらっしゃいます。初回のカウンセリングはLINEでも受け付けておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。アクセス方法や駐車場についても、LINEでご案内しています。

監修

32℃サロンパストラル 代表 南崎 明美

施術歴20年以上。熊本県氷川町でフェイシャル・ボディ・脱毛を提供。肌の状態を丁寧に見極め、個々に合った手技とホームケア指導を組み合わせた施術が特徴。