この記事の内容
「VIO脱毛って男性でも受けていいの?」「恥ずかしくないのかな」「痛そうで怖い」。そんな声を、ここ数年ずっと聞いてきました。実際、当サロンにいらっしゃるメンズのお客様のうち、VIOを含むケアをご希望される方は年々増えています。特に20代後半から40代の方が多く、「清潔感を保ちたい」「スポーツや水泳で気になっていた」「パートナーに勧められた」といったきっかけが主なものです。
施術歴20年以上の私が感じるのは、「正しい情報さえあれば、男性のVIO脱毛はハードルがぐっと下がる」ということ。知らないから怖い。それだけのことが多い。この記事では、メンズVIO脱毛について、痛みの実際・必要な回数・当日の流れ・ホームケアまでを包括的ではなく、ひとつひとつ丁寧に、率直にお伝えします。熊本県氷川町という地域柄、農業や現場仕事をされている方も多く、汗をかく季節の蒸れや衛生面を気にされる声もよく聞きます。そういったリアルな声を踏まえながら書いています。
メンズVIO脱毛とは?部位と基本の知識
V・I・O、それぞれどこを指すのか
VIOは3つの部位を指す言葉です。V(ヴィ)ラインは下腹部の三角形の毛が生える範囲。水着や下着からはみ出しやすいエリアです。I(アイ)ラインは会陰部、つまり前から後ろに向かう縦の部分。O(オー)ラインはいわゆる肛門まわりのことです。
女性向けのVIO脱毛情報は多いですが、メンズの場合も基本的な部位の定義は同じです。ただし、男性の場合は毛の密度が高く、毛根が深い傾向があるため、施術にかかる時間や痛みの感じ方が女性とは異なるケースがあります。これは最初にしっかりお伝えしておきたいことのひとつです。
なぜ男性のVIO脱毛が増えているのか
私がサロンを始めた頃は、男性がVIOの脱毛を検討すること自体、まだかなりめずらしいことでした。当時はボディ全体の脱毛を希望する男性もほとんどいなかった。それが今や、「VIOだけお願いしたい」とピンポイントでご予約くださる男性も珍しくありません。
理由は様々です。清潔感への意識の高まり、スポーツやアウトドアでの快適さ、パートナーからのリクエスト、またはムレやかぶれの軽減といった衛生的なメリット。実際、夏場の熊本は本当に蒸し暑い。水俣から宇城方面にかけての盆地気候の影響もあり、体幹まわりの蒸れはかなりのものです。「夏になると毎年かぶれて困っている」とおっしゃるお客様が、VIO脱毛を試して「こんなに楽になるとは思わなかった」と喜ばれた例は一度や二度ではありません。
エステサロンでのメンズVIO脱毛と医療脱毛の違い
エステサロンと医療クリニックでは、使用できる機器の出力レベルや施術者の資格が異なります。医療脱毛はレーザーを使い、より強いエネルギーで毛根を破壊するため、少ない回数で永久脱毛に近い効果が期待できる反面、痛みが強く、赤みや炎症などのリスクも伴います。一方、エステサロンで行う光脱毛(フラッシュ脱毛)は、肌への負担を抑えながら繰り返しケアすることで、毛の量と成長を抑えていく施術です。
「どちらが絶対によい」とは言い切れません。体質・肌の状態・ライフスタイルによって、向いている方法は違います。当サロンでは初回カウンセリングで現状の肌の状態や毛質・目標を確認し、「今この方に合った施術は何か」を一緒に考えることを大切にしています。20年以上この仕事をしていて一番実感することは、肌はひとりひとり本当に違うということ。マニュアルどおりにいかないことの方が多いのです。
痛みはどのくらい?正直なところをお伝えします
VIOが他の部位より痛みを感じやすい理由
VIOは、脱毛する中で痛みを感じやすい部位のひとつです。これは事実として正直にお伝えします。理由は主に2つ。ひとつは皮膚が薄く、粘膜に近い部分があること。もうひとつは毛が太く・深く生えているため、光エネルギーが毛根まで届く際の反応が強くなりやすいこと。特にO(アイ)ラインやIライン付近は繊細なエリアです。
「どんな痛みですか?」とよく聞かれます。輪ゴムで弾かれるような感覚、と表現されることが多いです。私自身も施術を受けた経験があるので正直に言うと、Vラインは「ぱちっ」とする程度ですが、IラインやOラインは「くっ」と息をのむような感覚があります。ただし、それが数秒続くわけではなく、ひとつのショットは一瞬。連続するショットの間には必ず間があります。
痛みを和らげるために私が心がけていること
「痛いのは仕方ない」で終わらせるつもりはありません。痛みのコントロールは施術者の技術と心遣いで大きく変わると私は信じています。当サロンで実践しているのは次のようなことです。
痛みを抑える施術上の工夫
- 施術前にしっかりと保冷ジェルで肌を冷却し、熱感を最小限に抑える
- お客様の呼吸のリズムに合わせてショットを打つ(緊張が高まる瞬間を避ける)
- 照射レベルは肌の状態・毛質・その日の肌コンディションを見て都度調整する
- 施術中は声がけを絶やさず、「いま一番デリケートな部分です」と事前に告知する
- 力む前に「深呼吸しながら」とお伝えし、リラックスした状態をつくる
あるお客様の話をします。農業をされている30代の男性で、「どうせ痛いんでしょ、我慢します」と最初は言っていました。でも実際に施術してみると「思ってたより全然大丈夫でした。ちゃんと声かけてもらえたから身構えられた」とおっしゃってくれました。その一言はとても嬉しかったです。痛みに対する「心の準備」ができているかどうか、これが体感の差に大きく影響します。
2回目以降は痛みが変わってくる
毛量が減ってくると、照射に対する皮膚の反応が穏やかになります。初回と2〜3回目を比べると、多くの方が「ずいぶん楽になった」と感じてくださいます。毛根へのエネルギー吸収量が減るため、熱発生が抑えられるのです。初回が最もインパクトが強く、そこを乗り越えれば回を重ねるごとにラクになっていく。これも正直な実感です。
何回通えば効果が出るの?回数の目安
毛周期と脱毛効果の関係
脱毛施術が効果を発揮するのは、毛が「成長期」にあるときだけです。毛には成長期・退行期・休止期というサイクルがあり、光や熱エネルギーが届いて毛根にダメージを与えられるのは成長期の毛のみ。施術時に全部の毛が成長期にあるわけではないため、一度の施術では毛の一部にしか作用しません。これが「複数回通う必要がある」理由です。
VIOは毛が太く密度があるぶん、最初の数回で目に見えて量が減りやすい部位でもあります。多くの方が3〜4回目あたりで「明らかに減ってきた」と実感されます。ただし完全にゼロを目指すとなると、より長い期間と回数が必要です。
エステ脱毛での回数目安(個人差あり)
量を減らしたい・薄くしたい
目安:6〜8回
毛量が明らかに減り、日常のケアが楽になる状態を目指せます。
ほぼ気にならない状態にしたい
目安:10〜12回
産毛程度は残るケースもありますが、処理の手間がほぼなくなります。
完全にゼロを目指したい
目安:12回以上(個人差大)
毛質・肌色・ホルモンバランスにより大きく異なります。定期的なメンテナンスも必要。
施術の間隔は基本的に4〜8週間おきが推奨です。間隔が短すぎると肌に負担がかかり、長すぎると毛周期のタイミングを逃します。熊本の夏場は肌が日焼けしやすいため、特に7〜8月は照射出力を調整する場合もあります。日焼け後の肌に強い光を当てると色素沈着リスクが上がるためです。これは地域の気候に合わせた配慮として、当サロンで大切にしていることです。
ホルモンや生活習慣が回数に影響することも
男性ホルモン(テストステロン)の影響で、女性よりも毛が再生しやすいケースがあります。特に30代以降で毛深い体質の方や、運動量が多くホルモン分泌が活発な方は、施術後の回復も早い傾向があります。「効果が出にくい」と感じるのではなく、「身体がそれだけ元気」ということでもあるので、焦らず継続することが大事です。
また、睡眠不足・過度なアルコール摂取・ストレスが続いている時期は肌の回復力が落ちるため、施術効果が出にくいことがあります。「最近あまり寝られていない」「仕事が立て込んでいる」という時期には、無理に施術を詰め込まず、肌が整ってから再開することも選択肢のひとつです。
当日の流れ|カウンセリングから施術後まで
初回カウンセリングで確認すること
初めてのご来店では、必ず施術前にカウンセリングをします。「どのくらい減らしたいか」「今、肌のトラブルはあるか」「アレルギーや服薬の有無」「日焼けはしているか」「自己処理の頻度や方法」といった内容をひとつひとつ確認します。
VIOの場合、特に聞くことは多くなります。皮膚疾患の既往歴や現在の状態、また過去にレーザー脱毛を受けたことがあるかどうか。前の施術からの間隔も大切な情報です。「何でこんなに聞くの?」と思われる方もいますが、これが安全な施術への入口です。施術歴20年で一度も大きなトラブルを出さずにいられているのは、このカウンセリングを絶対に省略しないからだと自負しています。
施術当日のステップ
カウンセリング・肌確認(約15分)
初回は問診票の記入と口頭確認。2回目以降は前回からの変化・肌の状態チェックを行います。「今日の肌はどうですか?」という問いかけから始めます。
自己処理の確認と必要に応じたシェービング(当日の準備)
施術前には毛を短く剃っておく必要があります(毛が長いと光が毛の表面で吸収されてしまい、毛根まで届かないため)。サロンによっては当日シェービングに対応しているところもありますが、デリケートゾーンのシェービングは施術前日までにご自身で行っていただくことを推奨しています。
着替え・ポジション確認(約5分)
専用のペーパーショーツや施術用のガウンをご用意しています。男性の方は「どのくらい脱げばいいのか」と戸惑われることが多いですが、必要な範囲だけをタオルで隠しながら行いますので、過度に気にしないでください。プロとして毎日行っている施術です。
冷却・照射施術(20〜40分)
冷却ジェルを塗布してから施術開始。VIOのみの場合は20分前後が目安ですが、毛量・毛の状態によって変わります。照射中は声をかけながら進めますので、痛みや熱さが強いと感じたらすぐにおっしゃってください。
施術後の肌チェックとアフターケア指導(約10分)
施術後の肌の状態を確認し、赤みや熱感があれば冷却対応をします。次回までのホームケアについてもこのタイミングでお伝えします。
「恥ずかしい」を感じさせない空間づくり
男性のお客様が一番気にされるのは、正直なところ「恥ずかしい」という感情だと思います。これは当然の反応です。デリケートな部位を見せることへの抵抗感は自然なこと。でも施術者としての私は、その緊張感をほぐすことが仕事の一部だと思っています。
無駄に長く見ない。必要なこと以外を話題にしない。「これは普通のことですよ」という空気を自然につくる。言葉にすると難しいですが、20年の経験の中で養ってきた「間合い」のようなものがあります。「思ってたより全然普通でした」という感想をいただくたびに、その積み重ねに安心します。
施術前に知っておきたいホームケアと準備
施術前日までにすべき自己処理の方法
施術前の自己処理はとても重要です。長い毛が残ったまま光を当てると、毛の表面で熱が発生し、肌への刺激が強まります。施術前日までに以下の手順で自己処理しておきましょう。
入浴・シャワーで毛を柔らかくする
湯船に10〜15分浸かるか、シャワーを十分に当てて毛と皮膚を柔らかくします。硬いままカミソリを当てると肌を傷つけやすくなります。
シェービングクリームを使う
乾いたまま剃るのは絶対NG。デリケートゾーン用または敏感肌用のシェービングクリームを使い、肌との摩擦を最小限にします。フォームタイプよりもクリームやジェルタイプの方が肌への密着度が高く、カミソリの滑りも良好です。
カミソリは新しいものを
切れ味の悪いカミソリは何度も同じ場所を往復することになり、肌へのダメージが蓄積します。VIO用は専用のカミソリ(T字型)を新しいものに替えて使うのがベストです。
剃り終わったら保湿
シェービング後は肌のバリアが一時的に弱まります。無香料・無着色の低刺激の保湿クリームや乳液を薄く塗っておきましょう。翌日の施術前には保湿クリームを厚く塗るのはNG(照射の妨げになります)。当日は清潔な状態でご来店ください。
施術前にやってはいけないこと
施術前のNG行動
- 強い日焼けをする(施術の2週間前から日焼け止め徹底推奨)
- 毛抜きやブラジリアンワックスで毛を引き抜く(毛根がなくなり脱毛効果が出ない)
- 除毛クリームを使う(皮膚への刺激が残り、施術日に照射できない場合あり)
- 飲酒(肌の血行が過剰になり、赤みや熱感が出やすくなる)
- 激しい運動(体温上昇により肌の反応が強くなりやすい)
「前日にたまたまビール飲んでしまった」という方も来られます。少量であれば施術できる場合がほとんどですが、判断は当日の肌状態を見てからになります。正直に教えていただければ、照射レベルを落とすなど対応できます。隠さずに話してもらえる方が安全です。これはどんな情報も同じです。
施術後のケアと注意点
施術後24時間は肌を守る時間
施術後の肌は、外からは見えにくいものの、内側でしっかり反応しています。毛根にダメージを与えた直後なので、周囲の皮膚も少なからず刺激を受けています。この24時間をどう過ごすかが、効果の出方と肌の状態を左右します。
施術後24時間の過ごし方
- 長風呂・サウナ・岩盤浴は避ける(体温上昇で赤みや炎症が強くなる)
- 激しい運動は控える(発汗・体温上昇の抑制)
- 飲酒は控えめに(血行促進による反応増強を防ぐ)
- 施術部位を清潔に保ち、触りすぎない
- 下着はぴったりしすぎないものを(締め付けによる摩擦軽減)
施術後のホームケア手順
施術後の肌ケアは保湿が基本です。VIOは下着が密着するエリアなので、乾燥や摩擦によるダメージが蓄積しやすい。日常のケアがそのまま次回施術の効果にもつながります。
入浴後すぐに保湿
お風呂上がりの肌はまだ湿度が残っており、保湿成分が浸透しやすい状態です。このタイミングで低刺激の保湿クリームを薄く伸ばしておきましょう。セラミド配合や尿素配合の製品が乾燥しやすい肌向けにおすすめです。
毎日の保湿を習慣化する
「施術後だけ」ではなく、施術と施術の間の期間も毎日保湿を続けることが理想。乾燥した肌は摩擦でダメージを受けやすく、色素沈着や肌荒れにつながります。特に熊本の冬は空気が乾燥するため、意識して保湿する習慣がとても大切です。
異常を感じたらすぐ連絡する
施術後3日以上経っても強い赤み・腫れ・かゆみが続く場合は、そのまま様子をみるのではなくサロンに連絡してください。適切なケアの指示や、必要であれば皮膚科受診の案内をします。「こんなことで連絡していいの?」という遠慮は無用です。
施術後に毛が「増えた」と感じるのはなぜ?
施術後1〜2週間で、毛が増えたように見えることがあります。これは実際に増えているわけではなく、ダメージを受けた毛根から毛が押し出されてきている状態です。「毛が抜けていく途中」のプロセスなので、焦らないでください。無理に引き抜いたり、毛抜きを使ったりするのはNGです。自然に抜けるまで待つか、シャワーで優しく流す程度にとどめましょう。
「施術したのに逆効果?」と不安になって連絡してくる方が時々います。その気持ちはとても理解できます。でも、これは正常な反応。そういう「施術後のプロセス」を事前にしっかり説明しておくのも、私の仕事のひとつだと思っています。知っておけば不安にならずに済む情報は、できる限り先にお伝えするようにしています。
よくある質問(FAQ)
Q. 男性のVIO脱毛は女性施術者に見せることになりますか?
当サロンの施術者は女性ですが、これを理由に来店をためらわれる男性のお客様も一定数いらっしゃいます。ただ、実際に施術を受けられた方のほとんどが「思ってたよりずっと普通でした」とおっしゃいます。施術者としては毎日行っている仕事ですし、必要な部位以外はタオルでしっかり覆った状態で進めます。気になる点は事前にLINEやお電話でお気軽にご相談ください。
Q. 完全に毛をゼロにすることはできますか?
エステサロンの光脱毛は「永久脱毛」という医療行為ではなく、毛の成長を抑制し量を減らしていく施術です。完全にゼロを目指すことは難しいケースもありますが、「ほとんど気にならない」状態まで持っていくことは十分可能です。体質やホルモンバランス、毛質によって到達できる状態は異なりますので、カウンセリングで現実的な目標を一緒に設定しましょう。
Q. 施術当日に自己処理を忘れた場合はどうなりますか?
毛が長い状態のままでは安全に施術できないため、当日のシェービング対応をお願いするか、日程を変更していただく場合があります。前日のご準備が難しい場合は、事前にご連絡いただければ個別に対応をご相談します。「当日言いにくい…」という方も遠慮なくLINEでご連絡ください。
Q. 施術中に勃起してしまったらどうなりますか?
男性のお客様がデリケートゾーンの施術を受ける際、身体が反応してしまうことは生理的な現象として起こり得ます。施術者としては慣れていますし、特別なことではありません。そのまま施術を継続することも、少し時間をおくことも、ご本人の状態に合わせて対応します。恥ずかしがらず、そのまま教えていただければ大丈夫です。
Q. VIOだけの施術は受けられますか?他の部位とセットにしないといけない?
VIOのみのご予約も承っています。ご要望に合わせて柔軟に対応しますので、「まずVIOだけ試してみたい」という方も歓迎します。複数部位のセットメニューもご用意していますが、無理に組み合わせることはありません。まずはカウンセリングで現在のお悩みをお聞かせください。
Q. 熊本県外からでも通えますか?施術の間隔はどのくらいが理想ですか?
施術間隔は基本的に4〜8週間おきが推奨です。県外からのご来店も可能ですし、遠方の方は施術間隔を少し長めに取ることで月1〜2回の通院ペースでも対応できます。熊本市内や宇城・八代エリアからご来店の方も多く、距離を感じさせない雰囲気づくりを心がけています。ご不安な点はLINEからお気軽にどうぞ。
監修
32℃サロンパストラル 代表 南崎 明美
施術歴20年以上。熊本県氷川町でフェイシャル・ボディ・脱毛を提供。肌の状態を丁寧に見極め、個々に合った手技とホームケア指導を組み合わせた施術が特徴。

