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エステ カウンセリング 内容について

「エステのカウンセリングって、何を聞かれるんだろう」「うまく答えられなかったらどうしよう」と、初めてのご予約前に不安を感じる方はとても多いです。私自身、施術歴20年を超えて数えきれないほどのカウンセリングを担当してきましたが、準備ゼロで来られた方と、自分の肌のことをある程度整理して来られた方とでは、その後の施術の満足度に大きな差が出ます。難しく考える必要はありません。この記事では、エステのカウンセリングで実際に聞かれる内容、そして「こちらから伝えると施術がよりよくなる情報」を具体的にお伝えします。

エステのカウンセリングとは何か

エステのカウンセリングとは、施術前にセラピストとお客様が向き合って行う「対話の時間」です。お客様の肌の状態・体調・生活習慣・希望をセラピスト側が把握し、その日の施術内容やプロダクトの選定に反映させるための大切なプロセス。販売トークの時間でも、審査の時間でもありません。

私がいつもお伝えしていることがあります。「カウンセリングはお客様が主役の時間です」と。施術はセラピストが主導しますが、カウンセリングだけは違う。お客様の言葉や表情、肌を直接見ながら情報を集める時間です。ここで拾えた情報の量と質が、そのまま施術のクオリティに直結します。

カウンセリングがないサロンに注意

まれに、カウンセリングをほとんど行わずにすぐ施術に入るサロンもあります。施術時間を長く確保したいという意図はわかりますが、肌トラブルの既往歴やアレルギー、服薬状況を確認しないまま施術を行うのは、お客様にとってリスクがあります。初めてのサロンで「すぐ始めましょう」と言われたら、自分から「肌が敏感なのですが」「アレルギーがあるのですが」と一言伝えてください。それだけで施術の安全性が大きく変わります。

カウンセリングシートとは

多くのサロンでは来店時にカウンセリングシート(問診票)への記入をお願いしています。紙またはタブレットで、基本情報・肌悩み・アレルギー・健康状態などを記入する形式が一般的です。このシートをもとにセラピストと話し合う流れになるので、できるだけ正確に・丁寧に記入することが、カウンセリングをスムーズに進めるコツです。「わからない」「覚えていない」という項目は空欄にせず、「わからない」と書くか口頭で伝えてください。それ自体が大切な情報になります。

カウンセリングで聞かれること

では実際にどんなことを聞かれるのか、項目ごとに整理します。初めて来店される方がよく「そんなことまで聞かれるんですね」と驚かれる内容も含まれています。理由も一緒に説明しますので、ぜひ読んでおいてください。

肌・身体の状態について

現在の肌悩み

乾燥・毛穴・ニキビ・くすみ・シミ・たるみなど、今一番気になっていること。複数あれば優先順位もあわせて伝えましょう。

肌質(オイリー・乾燥・混合)

自己判断と実際の肌質が異なるケースは非常に多いです。セラピストが実際に触れて確認しますが、普段の感覚も大切な参考情報になります。

敏感肌・アレルギーの有無

特定の成分(精油・防腐剤・金属など)でかぶれた経験があれば必ず伝えてください。施術で使うプロダクトを変更する判断材料になります。

現在のスキンケア内容

使っている洗顔料・化粧水・美容液・日焼け止めなど。特にレチノールやピーリング系コスメを使用中の方は必ず申告が必要です。

生活習慣・体調について

「なんで生活習慣まで聞くの?」と思う方もいらっしゃいます。でも、肌は生活の鏡です。私の経験では、睡眠時間が極端に短い時期のお客様は肌のバリア機能が低下していることが多く、通常なら問題ない強度の施術でも赤みが出やすくなります。だから聞くのです。

  • 睡眠の質・量(睡眠時間、眠れているかどうか)
  • 食生活の傾向(偏食・糖質の多い食事・飲酒頻度)
  • 水分摂取量(1日にどのくらい水を飲むか)
  • 運動習慣の有無
  • ストレスレベル・仕事の疲労感
  • 生理周期(女性の場合。ホルモンバランスと肌の関係があるため)

熊本の夏は本当に蒸し暑く、氷川町のような農業地帯では屋外作業で長時間紫外線を浴びる方も多い。一方で冬は乾燥が厳しく、エアコンの効いた部屋で過ごす時間が増えて肌水分量が落ちやすい。こうした地域特有の生活環境も、カウンセリングで確認したい情報のひとつです。

医療・服薬・施術歴について

医療機関での治療中・服薬中の方は必ず申告してください。特に以下は施術内容を変更する場合があります。

申告が必要なケース(例)

  • 皮膚科でのレーザー・ケミカルピーリング施術後(期間内は刺激を避ける必要あり)
  • イソトレチノイン(アキュテイン)服用中(皮膚が非常に薄くなっているため)
  • 抗凝固薬・降圧剤などの服用(マッサージの圧や方向を調整する必要あり)
  • 妊娠中・授乳中(使用できないアロマオイルや施術姿勢の制限がある)
  • 心臓ペースメーカー・金属インプラントの使用(機器系施術が使えない場合がある)
  • 過去6ヶ月以内の美容医療(ヒアルロン酸注射・ボトックスなど)

「言うのが恥ずかしい」「関係ないと思って言わなかった」というケースが実際にあります。でもこれらの情報は、お客様の安全を守るために必要なものです。判断はセラピスト側がします。情報を出すかどうかを迷う必要はありません。

自分から伝えると施術が変わること

聞かれたことに答えるだけでなく、自分から積極的に伝えると施術の質が上がる情報があります。20年の経験の中で「最初に教えてもらっていたら…」と思ったケースを何度も経験してきました。ここではそれをまとめます。

触られると痛い・苦手な箇所

フェイシャルの場合、眉間・こめかみ・鼻周りは骨が近いため、圧の感じ方が強くなりやすい部位です。ボディの場合、腰・肩甲骨まわり・ふくらはぎなど、普段から凝りが強い場所は圧が「痛気持ちいい」を超えることがあります。事前に「ここは弱めにしてほしい」と伝えてもらえると、施術中に調整しながら進められます。

施術中でも「痛い」と言っていいんです。でも、カウンセリングで先に伝えておくと施術の流れが止まらず、よりスムーズに調整できます。

今日の体調・精神状態

睡眠不足・頭痛・生理初日・強いストレス状態のときは、肌が敏感になっています。普段問題のない成分や圧でも反応が出やすい状態です。「今日は少し体が重くて」「昨夜あまり眠れなくて」という一言が、施術強度やプロダクト選択の調整につながります。

直近のスキンケア変更・試したもの

新しい化粧品を試し始めた直後・ピーリングを数日前にやった・ビタミンC美容液を初めて使い始めた、こういった情報は肌の現在地を正確に把握するために必要です。「サンプルをもらって昨日から使い始めた」という情報が、カウンセリング中の肌の状態確認でとても役立ちます。

エステに来た「きっかけ」

「友人に勧められた」「雑誌で見た」「ずっと気になっていたニキビ跡が気になって」「結婚式が3ヶ月後に控えている」など、きっかけや背景の情報は施術の方向性を決める大切な文脈です。特に「○月のイベントに間に合わせたい」という時間的な目標がある場合、それに合わせた施術プランを逆算して提案できます。ゴールが見えていると、私たちセラピスト側も的確な提案ができるのです。

カウンセリング前に整理しておきたいこと

当日ゼロから考えようとすると、意外と頭が真っ白になってしまうもの。事前に少しだけ整理しておくと、カウンセリングが格段にスムーズになります。以下のポイントを参考にしてください。

自分の肌悩みをひとつに絞る

「毛穴も気になるし、乾燥もひどいし、最近くすみも出てきて、ニキビも…」と全部言いたくなる気持ちはよくわかります。私も毎回そういうお客様とお話しします。でも、施術は一度に全部を解決することはできません。まず「今一番気になっているのはこれ」という優先順位をつけてみてください。それがカウンセリングの軸になります。

もちろん、それ以外の悩みも話してください。ただ、優先順位が明確だと「では今日はこれにフォーカスして、それに関連してこちらも少し対応しましょう」という具体的な提案ができます。

使用中の化粧品・サプリをメモしておく

すべてを覚えていなくても構いません。ただ、特に以下は確認できるようにしておくと安心です。

  • 洗顔料(泡立てタイプ・クレンジング併用か)
  • 現在使っている美容液・スペシャルケアアイテム
  • 日焼け止め(SPFの強さ・普段から使っているか)
  • 内服中のサプリメント(特にビタミン系・コラーゲン系)

スマートフォンに化粧品の写真を撮ってきてくださるお客様もいます。それが一番わかりやすくて助かります。成分を確認したいとき、その場でラベルを見ることができるからです。

「今日どうなって帰りたいか」を考えておく

「肌がもちもちした感触を味わいたい」「ストレスで疲れているからとにかくリラックスしたい」「来週のデートに向けてトーンアップしたい」。こういった「今日のゴール」を持っておくと、施術の方向性を合わせやすくなります。フェイシャルひとつとっても、リラクゼーション重視か美容効果重視かで手技も使うコスメも変わるのです。

カウンセリングの流れ・所要時間

実際のカウンセリングがどのような流れで進むかをご説明します。サロンによって多少異なりますが、一般的な流れはこうです。

来店・カウンセリングシートへの記入

受付後、まずカウンセリングシートに記入していただきます。基本情報・肌悩み・アレルギー・健康状態などを確認します。所要時間の目安は5〜10分。

セラピストとの対話カウンセリング

シートをもとに、セラピストがお客様と直接話します。記入内容の補足確認・今日の体調確認・具体的な悩みのヒアリングを行います。所要時間の目安は10〜15分。

肌チェック(視診・触診)

実際に肌に触れて状態を確認します。毛穴の開き・皮脂量・水分量・角質の厚みなどをチェック。ここで初めて「自分の肌の本当の状態」がわかることも多いです。

施術内容・使用コスメの説明と確認

カウンセリングで得た情報をもとに、今日の施術内容・使用するコスメ・期待できる効果をご説明します。不明点や希望の変更はここで遠慮なく伝えてください。

施術スタート

カウンセリング内容を反映した施術を開始します。施術中も「強さはいかがですか」などの確認を行います。

初回カウンセリングは特に時間がかかる

初回は特に情報収集の量が多いため、カウンセリングだけで20〜30分程度かかることもあります。「施術の時間が短くなるのでは」と心配される方もいますが、初回のカウンセリングにかけた時間は、その後の施術すべてに活きます。2回目以降は前回の情報が蓄積されているので、確認事項がぐっと減り、施術時間を最大限確保できます。

当サロンでは初回カウンセリングを無料で設けています。「まだ施術するか決めていない」「どんなサービスがあるか聞きたいだけ」という方でも、ぜひ気軽にお越しください。

カウンセリングと施術後のホームケア指導

施術後にもカウンセリング的な時間があります。「今日の肌の状態」「次回までに自宅でできるホームケア」「生活習慣のアドバイス」などをお伝えする時間です。ここで提案するホームケアは、お客様の生活スタイルに合わせたもの。「忙しくてスキンケアに時間をかけられない」という方には、1分でできる簡単なケアをご提案します。サロンに来るだけでなく、日々の生活の中で肌を守る習慣を一緒につくっていくことが、長期的な肌の変化につながります。

緊張しやすい方へのアドバイス

「何を話せばいいかわからなくて緊張してしまう」「うまく言葉で説明できないかも」という不安はとても自然です。初めてのカウンセリングで緊張しない方のほうが少ないくらい。私が今までお会いしてきたお客様の中で、「全然緊張しませんでした」という方は本当にわずかです。それだけ、初めての場所で自分のことを話すのはエネルギーが必要なことだということです。

「うまく説明できない」は気にしない

「なんかザラザラしてる気がして」「なんか最近くすんでいる感じがして」という曖昧な表現で全然構いません。それをヒントに、こちらから「例えばこういう感じですか?」と具体化していくのがカウンセリングです。完璧な言葉を探す必要はありません。感じていることをそのまま伝えてください。

写真も有効です。「こういうニキビ跡が気になっています」「この人の肌みたいになりたい」という画像を見せてもらえると、ゴールのイメージが共有しやすくなります。

「正直に言って大丈夫か」という不安

「昨日ピーリングしちゃったんですが、言ったら怒られますか?」「美容医療に行ってきたんですが、言いにくくて」という声を実際によく聞きます。怒りません。責めません。そういった情報は安全に施術するために必要なものです。むしろ、正直に教えていただけることが、お客様を守ることになります。

施術中の変更もOK

カウンセリングで決めた内容でも、施術中に「なんか違う」「もう少し弱くしてほしい」と感じたら遠慮なく声をかけてください。セラピストはリアルタイムで調整する準備ができています。黙って我慢するより、一言伝えてくれた方が施術の質が上がります。

カウンセリング後に何が変わるか

「カウンセリングをしっかりやると何が変わるの?」という疑問に、具体的にお答えします。

施術が「自分専用」になる

カウンセリングなしの施術は、標準的なメニューをそのまま当てはめる形になります。一方、しっかりカウンセリングができた施術は、コスメの選定・手技の強さと方向・施術の順番・重点的にアプローチする部位、すべてがそのお客様向けにカスタマイズされます。同じ「フェイシャル60分」でも、中身はまったく違うものになります。

私が大切にしているのは、「この人の今日の肌に何が必要か」を毎回ゼロから考えること。前回と同じ施術が最善とは限りません。季節が変わった、仕事が忙しくなった、スキンケアを変えた、そういった変化を毎回のカウンセリングで拾い上げて、施術に反映する。これが継続来店の意味であり、サロンケアとホームケアを組み合わせた本当の肌づくりにつながります。

ホームケアの精度が上がる

カウンセリングで生活習慣や使用コスメを把握していると、施術後のホームケア提案の精度が格段に上がります。「朝の洗顔後にこれを1プッシュ塗るだけでいい」「週1回この工程を追加するだけで保水力が変わる」という、お客様の現実的な生活に合ったアドバイスができます。理想論ではなく、続けられるケアを提案すること。それが私が20年かけて学んだことのひとつです。

信頼関係が積み重なる

カウンセリングを丁寧に重ねることで、セラピストとお客様の間に「この人は私のことをわかってくれている」という信頼が生まれます。それが「また来たい」という気持ちの根っこになります。施術の技術も大切ですが、「安心してお任せできる」という感覚は、カウンセリングの積み重ねでしか生まれません。

長くお付き合いしているお客様の肌の変化を見るのが、私のこの仕事の一番の喜びです。10年前の肌と今の肌を比べて、「変わりましたよね」と一緒に確認できる瞬間は、何にも代えられないものがあります。それはカウンセリングを通じた継続的なコミュニケーションがあってこそです。

よくある質問

Q. カウンセリングシートに全部正確に書けるか不安です。

A. 正確に書けなくても大丈夫です。「わからない」「覚えていない」という内容はそのまま書いてください。空欄にするより「不明」と記載してもらった方が、後でセラピストと話し合う際のきっかけになります。シートはあくまで会話のスタート地点です。

Q. 以前に美容医療(ヒアルロン酸など)を受けていますが、言わないといけませんか?

A. 必ず伝えてください。美容医療後の肌は通常より反応が出やすい状態になっていることがあり、使用できない機器やプロダクトが生じる場合があります。施術から何ヶ月経っているかも含めて教えていただけると安全な施術につながります。

Q. 初回カウンセリングだけ受けて、施術はしなくてもいいですか?

A. もちろんです。「どんなサービスがあるか聞きたい」「自分の肌に何が合うか相談したい」というだけでもお越しいただけます。無理な勧誘は一切しておりませんので、安心してご来店ください。

Q. 生理中でもカウンセリング・施術は受けられますか?

A. カウンセリングは問題ありません。施術については、生理中は肌が敏感になりやすく痛みを感じやすい場合があります。体調を優先していただき、施術強度の調整や施術内容の変更はセラピストにご相談ください。脱毛施術については生理中はお断りしているサロンもありますので、予約時にご確認ください。

Q. 服薬中ですが、施術を受けても大丈夫ですか?

A. 薬の種類によって対応が変わります。カウンセリング時に服薬中であることと、薬の種類(わかる範囲で)を伝えてください。場合によっては施術内容を調整したり、かかりつけ医への確認をお願いすることがあります。薬を飲んでいることを隠したまま施術を受けるのは避けてください。

Q. カウンセリングで強引に追加コースを勧められたりしませんか?

A. 当サロンでは施術後のホームケア提案は行いますが、その場での強引な追加コースや高額商品の勧誘は一切しておりません。「今日決めたくない」「持ち帰って考えたい」という場合は遠慮なくそうおっしゃってください。来店していただいたことへの感謝が先です。

監修

32℃サロンパストラル 代表 南崎 明美

施術歴20年以上。熊本県氷川町でフェイシャル・ボディ・脱毛を提供。肌の状態を丁寧に見極め、個々に合った手技とホームケア指導を組み合わせた施術が特徴。