この記事の内容
「男が美容に力を入れるなんて…」そう思っていた方が、式の数ヶ月前になって急に焦り始める。これ、当サロンではよく見るパターンです。お相手がブライダルエステを始めたと聞いて、自分も気になりだした。それでいいんです。大事なのは、気づいたときに動けるかどうか。
結婚式の写真は一生残ります。フォトグラファーはプロですし、引き出物を手渡す場面から退場の後ろ姿まで、あらゆる角度から撮影されます。新婦だけでなく、新郎の肌・表情・体型もしっかり写り込む。だからこそ、式前のケアは「やっておいてよかった」と必ず感じるものです。
この記事では、施術歴20年以上の私が実際にお客様と向き合ってきた経験をもとに、新郎が式前に取り組むべき美容ケアを具体的にお伝えします。「何から手をつければいいかわからない」という方に、特に読んでほしい内容です。
新郎こそ美容ケアが必要な理由
写真・映像に残るプレッシャーは新郎も同じ
結婚式の写真を見返したとき、「あのとき肌を整えておけばよかった」と後悔する新郎は少なくありません。当サロンにも、式を終えたあとに「次の記念日こそ早めに来ます」とおっしゃるお客様が何人もいらっしゃいました。
新婦はヘアメイクで相当仕上げてもらえます。でも新郎のメイクはあくまで薄づきのファンデーションや眉の整え程度が多い。肌の凸凹、毛穴の開き、髭剃り後のくすみ、それらは写真にはっきり映り込みます。照明が強いウェディング会場ではなおさらです。
熊本の夏は特に蒸し暑く、式の最中に汗をかきやすい。汗でファンデーションが崩れると、素肌の状態がもろに出てしまいます。だからこそ、素肌の質を上げておくことが最大の準備になるのです。
男性の肌は実はケアへの反応が早い
男性の肌は皮脂の分泌量が多く、毛穴が目立ちやすい傾向があります。ただ、肌のターンオーバー(新陳代謝)は女性より活発なケースが多く、適切なケアを始めると比較的早く変化が出やすいのも事実です。
実際、当サロンに初めていらっしゃるメンズのお客様は「洗顔は石けんだけ」「保湿は何もしていない」という方が半数以上です。そこからきちんとした洗顔と保湿を指導し、フェイシャル施術を重ねると、3回目くらいから「肌がもっちりしてきた気がする」とご自身が変化に気づき始める。
女性と比べてスタート地点が低いぶん、伸びしろが大きいとも言えます。式前のケアを始めるのに「遅すぎる」はほとんどありません。
パートナーとの並び姿を意識する
ウェディングフォトは二人で並んで撮るもの。新婦が何ヶ月もかけてブライダルエステを重ねてきているなら、その隣に立つ新郎がケアゼロというのは、正直もったいない。二人の写真全体の完成度に関わります。
「彼女が頑張っているから、自分も少し整えておこうと思って」そう言いながらサロンに来てくださる新郎さんの言葉は、聞いていてこちらもうれしくなります。ケアをする理由はどんな動機でも構わない。大切なのは、式当日の二人が並んで輝いていることです。
式の何ヶ月前から始めるべきか
理想は6ヶ月前からのスタート
ブライダルエステの一般的な目安として、6ヶ月前からスタートするのが理想です。これは女性だけでなく、男性にも当てはまります。理由は単純で、肌の質を根本から変えるには時間がかかるから。
肌のターンオーバーは、20代で約28日、30代以降は40日以上かかるとされています。施術で古い角質や皮脂詰まりをケアしても、新しい肌が整ってくるまでには複数のサイクルを要します。6ヶ月あれば、フェイシャルを6〜8回は受けられる。肌質の変化をしっかり実感できる回数です。
「そんなに前から準備するの?」と思うかもしれません。でも、式が近づいてから始めたお客様と、半年前から始めたお客様では、式当日の肌の仕上がりがまるで違う。これは正直な実感です。
3ヶ月前スタートでも十分間に合う
現実的には、3ヶ月前から始めるケースが最も多いです。結婚式の準備が本格化してくると、美容のことを考える余裕が出てくる時期でもあります。
3ヶ月あれば、フェイシャルを3〜4回、脱毛を2〜3回は受けられます。毛穴の目立ちや肌のくすみは3〜4回の施術でかなり改善します。脱毛は回数が必要なためVIOや腕など範囲の広い部位は難しいですが、ヒゲ・えり足・手の甲などなら十分対応できます。
式前ケアのスタート時期の目安
- 6ヶ月前〜:フェイシャル・脱毛・ボディケアすべてをゆとりを持って進められる最適期
- 3ヶ月前〜:フェイシャルと部分脱毛(ヒゲ・えり足)を中心に集中ケア
- 1ヶ月前〜:肌コンディションを整えることに集中。新しい施術はなるべく避ける
- 1週間前〜:刺激の強い施術はNG。保湿と睡眠に徹する
式直前のNG行動を知っておく
式の1週間前以内に初めてのフェイシャルや脱毛を受けるのは避けてください。肌が施術の刺激に慣れていない状態で強いケアを受けると、赤みや乾燥が出ることがあります。式当日に肌が荒れていたら元も子もない。
初めてサロンを訪れる場合は、必ず式の1ヶ月以上前を選んでください。当サロンでもカウンセリング時に必ず式の日程を確認し、スケジュールから逆算したプランをご提案しています。
顔まわりのケア:フェイシャルと肌管理
男性の肌悩みトップ3と施術アプローチ
当サロンにいらっしゃるメンズのお客様が多く抱えている悩みは、大きく3つです。
毛穴・テカり
皮脂分泌が多い男性の肌は、鼻まわりや頬の毛穴が詰まりやすく、テカりも出やすい。洗顔だけでは落としきれない皮脂が蓄積し、毛穴が開いて見えるようになります。
肌のくすみ・ごわつき
角質が厚くなると、肌がくすんで見えます。日焼けや外気の乾燥も重なる熊本の気候では、特に秋冬に角質が蓄積しやすい。肌の透明感がなくなり、写真映りに影響します。
髭剃り後の炎症・色素沈着
毎日のシェービングによる刺激で、顎まわりや首元に赤みや黒ずみが出やすい。これが写真に映ると「肌荒れしている」印象を与えてしまいます。
フェイシャル施術では、これらに対して段階的にアプローチします。まずはクレンジングと毛穴の洗浄で皮脂詰まりを取り除き、次にスチームや角質ケアで肌を柔らかく整えます。その後、肌質に合ったパックや美容液で保湿・鎮静を行う流れです。
男性の肌は最初の施術で「こんなに変わるの?」と驚かれることが多い。それだけ日常の洗顔だけでは取り切れていない汚れや角質が溜まっているということです。
サロンとホームケアの組み合わせが大事
フェイシャル施術はサロンで受けるだけでは効果が長続きしません。日常のホームケアと組み合わせて初めて、肌の底上げができます。
当サロンでは施術後に必ず、その方の肌状態に合ったホームケアを具体的にお伝えしています。「何を使えばいいかわからない」という方には、成分の解説よりも「朝と夜、これだけやってください」とシンプルに伝えるようにしています。あれもこれもと伝えると、結局何もしなくなる男性が多いので。
基本は3ステップです。正しい洗顔(泡立てて優しく)、化粧水(すぐ塗る・たっぷり)、乳液またはクリーム(蓋をする)。この3つを毎日続けるだけで、1ヶ月後の肌が変わります。
ヒゲのお手入れ方針も決めておく
式当日のヒゲをどうするか、早めに決めておくことをおすすめします。「ヒゲなし派」であればシェービングを丁寧に行いつつ、肌を荒らさないケアが重要です。「ヒゲあり派」であれば、ラインを整えて清潔感を出すことが大切。
脱毛を検討しているなら、施術回数が必要なため、最低でも3ヶ月前にはスタートが必要です。式当日に青髭が目立つのが嫌、という方にはヒゲ脱毛が根本的な解決策になります。光脱毛は1回で完全になくなるものではありませんが、複数回でヒゲが薄くなり、毎日の剃り跡の色素沈着も軽減されます。
ムダ毛処理・脱毛のポイント
新郎が特に気にすべき部位はどこか
結婚式に関連して、新郎が脱毛を検討すべき部位は主に以下の箇所です。
えり足・うなじ
タキシードやモーニングコートを着ると、うなじ・えり足が正面からも後ろからも見えます。ここが整っているかどうかで、全体の清潔感が大きく変わります。披露宴での集合写真や退場の後ろ姿にもしっかり映り込む部位です。
ヒゲ(口まわり・頬・首)
毎日剃っても出てくる青髭は、写真で拡大されると目立ちます。特に口まわりと首元の色素沈着は、脱毛を重ねることで改善していきます。ヒゲをあえて残す場合も、ラインを脱毛で整えることで清潔感が増します。
手の甲・指
指輪を交換するシーンは必ず写真に残ります。手の甲の毛が濃い場合、この場面が気になる方もいます。指・手の甲の脱毛は範囲が小さいため、比較的短期間でケアできます。
胸・腕(ハネムーン・前撮りを見据えて)
式当日だけでなく、前撮りやハネムーンを考えると、胸や腕のムダ毛が気になる方も多いです。範囲が広いため時間はかかりますが、スタートが早ければそれだけ式までに仕上がります。
光脱毛の仕組みと回数の目安
当サロンが行う光脱毛は、毛根にある黒いメラニン色素に光を当てて、毛の成長を抑制する仕組みです。1回の施術で全部の毛がなくなるわけではなく、毛周期(成長期・休止期・退行期)に合わせて複数回の施術が必要です。
部位によって異なりますが、おおまかな目安として3〜6回の施術で「毛が明らかに薄くなった」と感じる方が多いです。完全にゼロを目指すなら8〜12回以上が目安になります。
式前に「ゼロ」を目指すのは難しくても、「薄くする・青髭を抑える」だけなら3回からでも実感が出やすい。まず1回体験して、自分の肌の反応を確認するところから始めるのがいいと思います。
自己処理との組み合わせ方
脱毛施術の期間中も、日常のムダ毛処理は必要です。ただし、カミソリによる自己処理は肌を傷つけやすいため、電動シェーバーの使用をおすすめしています。毛抜きやワックスは毛根にダメージを与え、脱毛効果が出にくくなるため、施術前後は避けてください。
「剃ると濃くなる」はよく言われる話ですが、正確には剃っても毛の太さや量は変わりません。剃った断面が太く見えるため、そう感じるだけです。ただ、カミソリによる毎日の刺激は肌を荒らすので、電動シェーバーへの切り替えだけでも肌状態が改善するお客様は多いです。
ボディケア・体型づくりの基本
タキシードを美しく着るために
タキシードやスーツは体型がそのまま出ます。体重よりも「姿勢」と「肩から腰にかけてのライン」が着こなしに大きく影響します。背中が丸まっていると、どんなに高価な衣装でもだらしなく見えてしまいます。
式前のボディケアとして最もおすすめしたいのは、猫背改善と体幹トレーニングです。エステの観点から言えば、背中のコリほぐしや姿勢に関わる筋肉へのアプローチも有効です。当サロンのボディ施術では、背中の筋肉の緊張を解いたうえで、肩甲骨まわりを動かすセルフケアもお伝えしています。
熊本は車移動が多い地域です。デスクワークや長距離ドライブで首・肩・腰が硬くなりやすい。その積み重ねが猫背を作ります。式の数ヶ月前からストレッチや肩甲骨のほぐしを意識するだけで、式当日の立ち姿が変わります。
むくみ・セルライト対策
式当日のむくみを防ぐには、日ごろからリンパの流れを意識することが大切です。男性でも、足のむくみや二の腕・腹まわりのたるみが気になる方は多いです。
ボディ施術では、リンパの流れを促すドレナージュ(リンパドレナージュ)や、筋膜にアプローチするハンドマッサージを組み合わせてケアしています。特に、ふくらはぎ〜太もも〜腰まわりの流れを整えることで、翌日の疲労感が変わるとご好評いただいています。
式当日の朝にむくまないためには、前日の塩分・アルコールを控え、よく睡眠を取ることが何より大事。それをサポートするためにも、日ごろからボディケアでリンパの流れをよくしておくのが理想です。
体重管理は衣装合わせに合わせて計画する
式前に体型を変えたい場合、衣装の最終フィッティングの日程を必ず確認してください。フィッティングを終えたあとに急激に体重が変わると、衣装のサイズが合わなくなります。
体重を落とす場合も、フィッティング後は体型をキープすることを優先してください。急激なダイエットは筋肉量の低下を招き、肌のハリにも影響します。見た目の印象には「しまっている感」が大事で、それは体重の数字よりも筋肉と姿勢に左右されます。
「少し引き締めたい」という方には、食事量を急に変えるよりも、毎日の歩数を意識することと、サロンのボディ施術を組み合わせるアプローチをおすすめしています。
式直前のホームケアと生活習慣
式1ヶ月前からできるセルフケア
式まで残り1ヶ月になったら、ホームケアをより丁寧に行う時期です。新しい化粧品や施術を試す段階ではなく、これまでのケアを続けながら肌の状態を安定させることが目標になります。
- 洗顔は朝夜2回、ぬるま湯でやさしく:熱いお湯は肌の潤いを奪います。38〜40℃のぬるま湯が目安です。
- 保湿は洗顔後すぐ:洗顔後3分以内に化粧水を塗る。これだけで乾燥の進行が全然違います。
- 日焼け止めを毎日使う:熊本の紫外線は思ったより強い。車の運転中も窓越しにUVは入ってきます。SPF30以上のものを毎日習慣にしてください。
- 手の甲・えり足も忘れずに:顔だけでなく、写真に映る部位はすべて保湿と日焼け止めを。
睡眠・食事・アルコールの影響
肌は夜作られます。成長ホルモンが分泌される22時〜2時の間に良質な睡眠を取ることが、肌のターンオーバーを助けます。式前の忙しい時期ほど睡眠が乱れがちですが、せめて式の1週間前は7時間以上の睡眠を確保してください。
アルコールは肌の乾燥・むくみ・くすみの大きな原因です。式前夜の飲酒は控えめに。前夜に宴会が入っているケースもありますが、翌朝のコンディションを優先するなら飲み過ぎは禁物です。水をしっかり飲んで、早めに切り上げる勇気も必要です。
食事については、亜鉛・ビタミンCを意識すると肌の状態が整いやすいです。亜鉛は牡蠣・豚肉・ナッツに多く、ビタミンCは緑黄色野菜・柑橘類に豊富です。特別な食事制限より、バランスの良い食事を続けることが大切です。
式当日のスキンケアはシンプルに
式の当日朝は、慌ててあれこれやらないことが鉄則です。いつも通りの洗顔・保湿・日焼け止めだけで十分。初めて使うスキンケアや、強い成分のものを当日試すのは絶対NGです。
当サロンのお客様には、前日夜に「翌朝はこれだけやってください」とシンプルなリストをお渡しすることがあります。式の朝は緊張していて頭が回らないことも多い。だからこそ、迷わず実行できるくらいシンプルなケアを日ごろから習慣にしておくことが大切です。
ヘアメイクリハーサルが事前にある場合は、当日と同じスキンケアをリハの朝にも行っておくといい。肌とメイクの相性を確かめられますし、気になることがあれば担当のヘアメイクさんに事前に伝えられます。
よくあるご質問
Q. 男性でもエステサロンに行っていいのか、恥ずかしいのですが?
まったく問題ありません。当サロンでも多くの男性のお客様にお越しいただいています。初めて来られる方は「緊張した」とおっしゃる方もいますが、施術が始まると「もっと早く来ればよかった」とおっしゃる方がほとんどです。カウンセリングは個室で行いますので、外から見えることもありません。メンズエステは今や珍しくない選択肢です。
Q. 結婚式まで2ヶ月を切っていますが、今から始めても意味がありますか?
十分に意味があります。2ヶ月あれば、フェイシャルを2〜3回受けることができます。毛穴の汚れを取り除き、保湿ケアを重ねるだけで、肌のトーンやテクスチャーは変わります。「間に合わないかも」と思って諦めるより、今すぐ始めることをおすすめします。カウンセリング時に式の日程をお伝えいただければ、残り時間で最大限の効果が出るプランをご提案します。
Q. 脱毛は痛いですか?男性の肌でも受けられますか?
当サロンで使用する光脱毛は、輪ゴムで弾いたような軽い刺激を感じる程度です。痛みの感じ方は個人差がありますが、「思ったより全然平気だった」という男性のお声が多いです。男性の肌は角質が厚く、女性より光のエネルギーを高めに設定することがありますが、安全な範囲で調整していますのでご安心ください。肌の状態に不安のある方は、まずカウンセリングでご相談いただけます。
Q. 施術後に赤みや肌荒れが出ることはありますか?
フェイシャル施術後に一時的な赤みが出ることがあります。ただし多くの場合、数時間で落ち着きます。式の直前(1週間以内)に初回施術を受けることは避けていただき、必ず十分な余裕を持ってご来店ください。施術後のスキンケアについても、当日丁寧にご説明します。ご自身の肌が敏感な場合は、事前にその旨をお伝えいただければ対応を調整できます。
Q. ヒゲは残したいのですが、部分的な脱毛は可能ですか?
もちろんです。ヒゲのラインを整えるための部分脱毛も対応しています。たとえば「頬の生え際を整えたい」「首元だけスッキリさせたい」というご要望も承れます。どのラインを残してどこを処理するか、カウンセリングでご相談しながら決めていきましょう。ヒゲを活かしたまま清潔感を出したい方にも、喜んでご対応します。
Q. 遠方からでも相談できますか?熊本県外でも大丈夫ですか?
当サロンは熊本県氷川町にございます。ご来店が難しい場合でも、まずは公式LINEからお気軽にご相談ください。施術のご予約やご質問にLINEでお応えしています。ご来店の際は事前にLINEでご連絡いただけると、スムーズにご案内できます。
監修
32℃サロンパストラル 代表 南崎 明美
施術歴20年以上。熊本県氷川町でフェイシャル・ボディ・脱毛を提供。肌の状態を丁寧に見極め、個々に合った手技とホームケア指導を組み合わせた施術が特徴。

