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脱毛前 シェービングについて

「脱毛の前日に自分でシェービングしておくって、どうやればいいんだろう?」——脱毛初めてのお客様からよく聞かれる質問です。答えはシンプルに見えて、実は守るべきポイントがいくつもあります。剃り方を間違えると、せっかくの施術効果が落ちるだけでなく、かみそり負けや色素沈着まで引き起こすことも。20年以上、さまざまな肌質の方を見てきた経験から、正しいセルフシェービングの手順とやってはいけないNG行為をこの記事にまとめました。ぜひ施術前日の参考にしてください。

脱毛前のシェービングが必要な理由

エステサロンの光脱毛やレーザー脱毛は、毛に含まれるメラニン色素に反応して熱を発生させ、毛根にダメージを与える仕組みです。このとき、皮膚表面から毛が長く飛び出したままだと、光や熱が毛の体外部分にも吸収されてしまい、肝心の毛根まで十分なエネルギーが届きにくくなります。

加えて、長い毛が焦げることで熱を帯び、周囲の皮膚がやけど状態になるリスクも上がります。私がサロンで施術していても、シェービングが不十分な状態でご来店いただくと、どうしても照射出力を下げざるを得ない場面があります。出力を下げれば、当然ながら脱毛の効果も下がる。せっかく時間もお金もかけているのに、もったいないことです。

だからこそ、脱毛の前日までに自分でしっかりシェービングしておくことが大切になります。「剃るのが面倒で……」と思う気持ちもよくわかりますが、施術効果を最大限に引き出すための準備だと考えてもらえると、取り組む気持ちも変わるはずです。

サロンがシェービングを求める本当の意味

「サロン側が楽をしたいだけでは?」と疑問に思う方もいるかもしれません。実は、サロン側でのシェービング(施術者シェービング)は費用や時間がかかるため、オプションとして有料設定しているところも多いです。しかし、自分でできる部位については、事前にセルフシェービングをしておくことで施術時間が短縮され、その分だけ肌への光や熱の当て方に集中できます。お客様にとっても、施術者にとっても、双方にとってメリットがある準備なのです。

熊本の夏と肌の関係

熊本は夏の湿度が高く、汗をかきやすい環境です。汗で皮膚が柔らかくなっている状態でのシェービングは、刃のあたりが過敏になりやすい。逆に言えば、適切なケアをすれば肌トラブルを防ぎやすい気候でもあります。氷川町周辺にお住まいの方で「夏の脱毛は肌が荒れやすくて不安」とおっしゃる方も少なくないのですが、正しいシェービングと施術後のケアを組み合わせることで、夏でも安心して通っていただけます。

シェービングをするベストなタイミング

セルフシェービングのタイミングは、施術の前日の夜が最適です。施術当日の朝に剃るのは、肌に負担がかかりやすく避けたほうが無難です。

なぜ前日の夜がよいのか

シェービング直後の肌は、バリア機能が一時的に低下した状態にあります。肌が落ち着くまでには数時間かかるため、施術直前に剃ると光や熱の刺激をより強く受けやすくなります。前日の夜に剃っておくことで、翌朝には肌がある程度回復した状態で来店できます。

一方で、2日以上前に剃ってしまうと毛が再び伸び始めてしまいます。実際に施術で確認すると、2〜3日経った毛は肌表面から1〜2ミリ出てきていることが多く、「うぶ毛程度なら大丈夫」と思っていても、機器によっては反応が変わることがあります。

シェービングのベストタイミングまとめ

  • 施術前日の夜が最適
  • 当日の朝は肌への負担が増すため避ける
  • 2日以上前は毛が伸び始めるため非推奨
  • 入浴後(肌が柔らかくなった状態)に行うと剃りやすい

生理前・生理中のシェービングは注意が必要

生理前から生理中にかけて、肌が敏感になる方は多いです。ホルモンバランスの変化で皮膚が薄く感じられたり、かみそり負けしやすい状態になることがあります。このタイミングでのシェービングは力加減に注意し、いつもより丁寧にシェービングクリームをたっぷり使って行いましょう。生理中は脱毛施術自体を受けられないサロンもありますので、予約前に確認しておくと安心です。

道具の選び方と準備するもの

道具選びは仕上がりと肌への安全性を大きく左右します。「何でも剃れればいい」という考えでいると、後で後悔するケースが多いです。

カミソリの選び方

セルフシェービングには、刃数が多いT字カミソリが適しています。1枚刃より2〜5枚刃のほうが一度で剃れる量が多く、皮膚を何度もこすらずに済みます。繰り返し使った古い刃は錆びや雑菌の温床になるため、定期的に交換することが大前提です。「まだ剃れるから」と使い続けるのは、肌にとって一番よくない習慣のひとつです。

電動シェーバーは肌への直接的な刃の接触が少ないため、肌が弱い方には選択肢になります。ただし、脱毛部位によっては毛を短くカットするにとどまり、毛根に近い部分まで処理できないケースもあります。光脱毛の効果を高めるためには、毛が皮膚表面から出ていない状態が理想なので、T字カミソリのほうが確実です。

必ず用意するもの

シェービングクリーム・ジェル

泡立てタイプまたはジェルタイプ。石けんの泡でも代用できますが、専用品のほうが滑りがよく、刃が肌を引っかきにくくなります。

新品またはきれいなカミソリ

刃が鈍くなったものは摩擦が増し、肌を傷つける原因に。施術のたびに新品を使うくらいの意識でいましょう。

鏡(背面・脚用)

背中や膝裏など見えにくい部位を確認するために必要。100円ショップのものでも十分です。

保湿剤(シェービング後用)

シェービング後の肌は水分を失いやすい状態。無香料・低刺激の保湿クリームやローションを用意しておきましょう。

正しいシェービングの手順ステップ

「なんとなく剃っている」という方は、ぜひ一度この手順を確認してみてください。手順を踏むかどうかで、仕上がりと肌への負担が全然違います。

入浴またはシャワーで肌を温める

お湯で毛穴が開き、毛が柔らかくなることで剃りやすくなります。熊本の夏は湯船に浸かるのがつらい季節もありますが、シャワーを数分当てるだけでも効果があります。お湯の温度は38〜40℃くらいが目安。熱すぎると肌の水分が飛んで乾燥しやすくなります。

シェービングクリームをたっぷり塗る

剃りたい部位全体にシェービングクリームまたはジェルを塗ります。「少し塗れば十分」と思いがちですが、惜しまずたっぷり使うのがコツです。クリームが刃と肌の間のクッションになり、摩擦を減らしてくれます。乾燥した肌にいきなり刃を当てるのは絶対に避けてください。

毛の流れに沿って剃る(順剃り)

基本は毛が生えている方向に沿って剃る「順剃り」です。脚なら上から下、脇なら腕を上げた状態で下から上に向かって。逆剃り(毛の生え方に逆らって剃る)は確かに剃り残しが減りますが、埋没毛や毛嚢炎のリスクが高まります。脱毛前の肌は施術でダメージを受けることが前提なので、シェービング段階での肌ダメージは最小限に抑えたいところです。

力を入れすぎず、一方向にゆっくり動かす

カミソリは重力に任せるくらいの軽い力で十分です。「剃れていないかも」と力を入れて何度もこするのが、かみそり負けの最大の原因です。一箇所を2〜3回以上こすらない意識で。

剃り終わったらぬるま湯で洗い流す

シェービングクリームや毛のカスをしっかり洗い流します。熱いお湯は避け、ぬるま湯で優しく。タオルは押し当てるだけ。こするのは厳禁です。

保湿をしっかり行う

タオルで水気を取ったらすぐに保湿剤を塗ります。シェービング後の肌はバリア機能が低下しているため、乾燥しやすい状態です。翌日の脱毛施術を乗り越えるためにも、この保湿ステップは必須です。

絶対にやってはいけないNG行為

正しい手順と同じくらい、「やってはいけないこと」を知っておくことが大切です。お客様と話していると、悪気なくやってしまっているNG行為が案外多いことに気づきます。

NG1:古い使い古しのカミソリを使う

「切れなくなっても剃れればいい」という感覚で使い続けている方がとても多いです。古い刃は切れ味が落ちているため、余計な圧力をかけてしまい、皮膚の表面を削るリスクが高まります。また、刃についた雑菌が傷口から侵入すると、毛嚢炎(毛穴のニキビ状の炎症)を引き起こすことも。2〜3回使ったら交換するくらいのペースが理想です。

NG2:クリームなしで乾いた肌のまま剃る(乾剃り)

急いでいるときにやりがちです。乾剃りは刃が肌に直接当たり、摩擦が大きくなります。肌の表面の角質まで削ってしまうことになり、施術当日に肌が過敏な状態になりやすいです。絶対に避けてください。

NG3:逆剃りを繰り返す

つるっときれいに剃れる感覚があるため、逆剃りをしたくなる気持ちはよくわかります。しかし、毛を逆方向に引き上げながら剃ることで、毛根付近の皮膚に過度な刺激が入ります。繰り返すと埋没毛(毛が皮膚の中で曲がって生えてしまう状態)を引き起こしやすくなります。埋没毛は見た目も気になるうえ、脱毛の効果にも影響します。

NG4:剃った後に強くこすってタオルで拭く

シェービング直後の肌は、目には見えないほどの細かい傷がある状態です。タオルでゴシゴシこするのは、火傷した肌をこするようなもの。押し当てて吸い取るように拭くのが正解です。

NG5:脱毛直前(施術当日)に剃る

先ほど触れましたが、施術当日の朝に剃るのも避けてほしい行為のひとつです。肌が十分に回復していない状態で光や熱の刺激を受けると、赤みや炎症が出やすくなります。「前日に剃るのを忘れた」という場合は、サロンに相談してみてください。

NG6:除毛クリームや毛抜きで処理する

脱毛前の処理として絶対に使ってはいけないのが、毛抜き・ワックス・除毛クリームです。毛抜きやワックスは毛根ごと引き抜くため、施術の標的となる毛根がない状態になってしまいます。脱毛効果がほぼゼロになります。除毛クリームは薬剤で毛を溶かす仕組みですが、皮膚へのダメージが大きく、施術直前に使うと肌荒れや炎症が起きやすいです。処理するなら必ずカミソリを使いましょう。

NGまとめ:やってはいけない6つの行為

  • 古いカミソリの使い回し
  • クリームなしの乾剃り
  • 逆剃りの繰り返し
  • 剃った後にタオルでゴシゴシ
  • 施術当日の朝にシェービング
  • 毛抜き・ワックス・除毛クリームの使用

シェービング後のセルフケア

シェービングが終わったら、それで終わりではありません。翌日の脱毛施術を安全に受けるために、当日夜〜翌朝にかけてのケアが重要です。

保湿は「すぐ・たっぷり・やさしく」

シェービング後の保湿は、タオルで水気を取ったら間を置かずに行います。肌が乾いてしまうと角質が硬くなり、翌日の施術で光が均一に当たりにくくなることも。使う保湿剤は、香料・アルコール・色素が少ないシンプルなものがベスト。私が個人的によくお勧めするのは、セラミドを含む低刺激のローションやクリームです。熊本の湿度が高い夏は比較的保湿しやすい季節ですが、エアコンが効いた室内は意外と乾燥するので、量を惜しまず塗ってください。

かみそり負けしてしまったときの対処

赤みやヒリヒリ感が出たときは、冷水を含ませた清潔なタオルで患部を軽く冷やします。炎症が落ち着いてから保湿を行い、翌日まで様子を見ましょう。赤みが翌朝まで続いている場合は、サロンに連絡してください。施術を延期したほうがよいケースもあります。「大丈夫だろう」と我慢して来店しても、炎症が悪化する可能性があるため、遠慮なく相談してもらいたいと思います。

施術当日の朝のケア

当日の朝は、保湿を軽くしておく程度でOKです。日焼け止めは、脱毛前後の紫外線ダメージを防ぐために習慣にしてほしいのですが、施術前はサロンのルールに従って落とすか、塗らずに来院するほうがスムーズです。(当サロンでは施術前のメイクや日焼け止めについて事前にご案内しています。)

部位別の注意点

全身同じように剃ればいいわけではなく、部位によって気をつけることが違います。特に初めての脱毛で失敗しやすいのが、腕・脇・VIOです。

脚・腕のシェービング

比較的シェービングしやすい部位です。脚は足首から膝に向かって、腕は手首から肘に向かって剃ると毛の流れに沿いやすいです。ひざ下やひじ周りは皮膚がたるみやすく、カミソリが浮いて剃り残しができやすいので、反対の手で皮膚を軽く引っ張りながら剃ると均一に仕上がります。

脇のシェービング

脇は毛が多方向に生えているため、一方向だけでは剃り残しが出ます。腕を頭の上に上げてしっかり脇を伸ばした状態で、上から下・斜めと少しずつ向きを変えながら剃るのがコツです。ただし、逆剃りを避けながら行うのが難しいため、無理に剃りすぎず、施術で対応できる部分はサロンに任せるという判断も正しいです。

脇の皮膚はほかの部位より薄く、カミソリ負けしやすい箇所のひとつです。とくに女性は脇の色素沈着が気になる方も多いですが、無理なシェービングがその原因になることもあります。「丁寧に剃る」ことを最優先にしてください。

VIO(デリケートゾーン)のシェービング

VIOは自分でシェービングするのが最も難しい部位です。特にIライン・Oラインは皮膚のひだが多く、視認性も低いため、慣れていない方にとってはリスクが高いです。

Vライン(アンダーヘアの上部)は比較的見えやすいので、自分で対応できる範囲です。IラインとOラインについては、初めての方はサロンでのシェービングサービスを利用することをおすすめします。当サロンでも事前にご相談いただければ対応しています。無理に自己処理しようとして傷をつけてしまうと、施術を延期せざるを得ないことになりますし、傷が残ると色素沈着の原因にもなります。

VIOをセルフでシェービングする場合は、十分にクリームを塗り、鏡を使いながら皮膚を引っ張って平らにした状態で、毛の流れに沿って少しずつ剃ってください。決して焦らず、時間をかけて行うことが大切です。

よくある質問

Q. 脱毛前日のシェービングを忘れた場合はどうすればいいですか?

まずはサロンに連絡を入れてください。当日にシェービングが必要な場合、サロン側で対応できるか確認できます。当サロンでも事前にご相談いただければ、状況に応じてサポートします。当日の朝に急いで自分で剃るのは肌への負担が大きいため、無理なセルフシェービングはおすすめしません。

Q. うぶ毛も剃らないといけませんか?

腕や顔のうぶ毛は脱毛の対象になる場合があります。肌が薄くデリケートな部位のうぶ毛を剃る際は、より細かいシェービング用のカミソリや専用フェイス用カミソリを使いましょう。顔全体のうぶ毛シェービングについては、経験がない場合はサロンのプロに任せるほうが安心です。

Q. 日焼けしている肌でも脱毛前にシェービングしていいですか?

日焼けした肌は皮膚が敏感になっているため、シェービングの刺激が通常より強く感じられることがあります。また、日焼け後の肌では脱毛施術自体をお断りしているサロンも多いです。熊本は日差しが強い季節が長いので、脱毛期間中はなるべく紫外線対策を徹底してください。日焼けの状態が気になる場合はサロンに相談するのが一番です。

Q. かみそり負けしやすい敏感肌ですが、何かよい方法はありますか?

敏感肌の方には、刃数が多く肌当たりがやさしいカミソリ(3〜5枚刃)を選ぶことをおすすめします。また、シェービングジェルはクリームより伸びがよく、刃の滑りが良い傾向があります。入浴後に毛を十分柔らかくしてから、軽い力で剃ることが大切です。それでもかみそり負けが続く場合は、サロンへご相談ください。施術のご要望やお肌の状態に応じて方法を一緒に考えます。

Q. メンズエステで脱毛を受ける場合もセルフシェービングが必要ですか?

男性の場合も基本的には同じです。ひげ・胸・背中・VIOなど、部位によって毛の密度が高く、シェービングに時間がかかることがあります。特に背中は自分で剃るのが難しいため、パートナーに手伝ってもらうか、サロンのシェービングサービスを事前に予約しておくとスムーズです。当サロンはメンズエステにも対応していますので、男性の方もお気軽にご相談ください。

Q. 電動シェーバーと T 字カミソリ、どちらが脱毛前のシェービングに向いていますか?

脱毛前のシェービングにはT字カミソリのほうが適しています。電動シェーバーは肌への刺激が少ない反面、毛を皮膚の表面ギリギリまで剃り落とすことが難しいです。光脱毛は毛が皮膚表面から出ていない状態で照射することで効果を発揮するため、T字カミソリで丁寧に剃るほうが施術効果を高めやすいです。ただし、肌が非常に弱い方は電動シェーバーのほうが負担が少なく、どちらを選ぶか迷ったらサロンにご相談ください。

監修

32℃サロンパストラル 代表 南崎 明美

施術歴20年以上。熊本県氷川町でフェイシャル・ボディ・脱毛を提供。肌の状態を丁寧に見極め、個々に合った手技とホームケア指導を組み合わせた施術が特徴。